ペレメタ累代記録(WF1)


   ついに待ちに待ったペレメタ第1期♂第1号が羽化した。4.5ヶ月と
   羽化まで短かかったので大きさは期待出来ない。
   サイズは58ミリ。う〜ん、こんなもんだろうか。


   当初の予定は6ヶ月で90ミリではなかったか。90−58=32ミ 
   リという体長差は途方も無く大きく感じた。第1号は砕け散った・・・ 


   続いて第2号。5ヶ月物。こいつなら70ミリ位はいくだろうと軽く 
   考えていたが、甘かった。なんと63ミリ・・・
   まぁ・・焦る事は無い。まだまだ期待の精鋭達がわんさか残っておる!


   さらに待つ事1ヶ月、ついに半年物のペレメタ第3号が羽化した。
   3令幼虫の最後に見た時、「おお!なかなかデカイ!」と思ってた奴だ。
   容器の真ん中に蛹室を作っていた。
   90ミリいくだろうと思いたかったが現実的には71〜72ミリと予想。
   しかし結果は67ミリ・・・「70ミリの壁も超えられないのかっ。」
   という気持ちでしばらく放心状態となった。


   しかし落ち込んでばかりはいられない。まだ次がいる。期待の2.8リ
   ットルタッパーの個体が1頭、蛹化して20日以上経っている。こいつ
   は、第1期の中で1,2を争う期待の1頭だ!70ミリ以上は確実と思わ
   れる。3号に裏切られただけに、こいつに掛ける期待は大きい。万が一
   70ミリ以下の場合、これから羽化するであろう21頭すべての精鋭達が
   70ミリ以上が絶望的という最悪の事態となる。


   おそるおそる蛹室の天井に穴を開けてみると、そこに見えたのは大ア
   ゴの先端であった。おお!これは今までのペレメタとは別物だ!すらり
   と伸びた大アゴは80ミリのそれを想像させた。今までの混沌とした空気
   を一気に拭い去った!あせる気持ちを抑えて蛹室を慎重に崩していく・・・
   ようやく崩し終わり、ついにその全容が明らかになった。


   そいつは、あたかもこちらに微笑みかけているようだった・・・


                          管理人のたわごとより

ペレメタ83ミリ
ペレメタ♂・サイズ別難易度(あくまで管理人の考え)
30o台 逆に難しい。故意に悪条件にする事が必要。
40〜60mm台 簡単に出る。普通にやればこのサイズが出やすい。
70o台 温度、容器に気を使えば出せるサイズ。
80〜85o 出そうでなかなか出ないサイズ(コツをつかめば出せる)
86o〜89o かなりベテランでも苦戦するサイズ(運も必要?)
90o〜 奇跡と偶然の産物。。(そうでもなくなってきた2006年度)。
第1期1回目ペレメタ産卵セット個体群
1回目の産卵セットでは温度25〜27℃に設定し、約1ヶ月の割出し以降、徐々に温度を下げ、3令幼虫初期以降20〜22℃で管理した。

容器は3令初期〜中期より、♂大型の2,8リットルタッパー、♀430ccプリンカップを使用。
使用したマットは @市販の黒くぬぎオーガニックマット(特徴:南洋カシベース、牛糞添加、カブトマットに近い色(かなり熟成)
Aショップオリジナルマット(特徴:ふすま添加、菌糸カス混入、高添加率マット)。
Bさらにこの2種類を混合したマットの3パターンで試した。

割出し後の雌雄判別において、雌雄の判別間違いで、結果的に容器の選択を誤ってしまった事により、大型化出来なかった個体が多数いるものの、黒くぬぎオーガニックマットで70o後半〜83oが出現した。

♀も雌雄判別を間違え大型の容器で育った物はやはり27o台、28o台と大型で羽化した。対してショップオリジナルマットでは、途中萎縮する幼虫も現れ、結果は60o台にとどまった。

この結果から、この中では黒くぬぎオーガニックマットがペレメタには合っているようだ。
ペレメタ83o個体の考察
使用マット:黒くぬぎオーガニックマット 温度26℃〜27℃、3令幼虫初期以降20〜22℃。
8月5日産卵セット組む→9月3日割出し200ccプリンカップへ→9月21日430ccプリンカップに移動→10月20日2.8リットルタッパーに移動→2月9日羽化


羽化までは約半年であった。産卵セット〜2.8リットルタッパーに移動するまで約2.5ヶ月。その間、♀と間違え、いったん430プリンカップに移動してしまい、幼虫への負担が増したにもかかわらず、今期最大となった。

成長の見られない前蛹、蛹期間1.5ヶ月として先の2.5ヶ月を足して半年から差し引くと2.8リットルタッパーに移動してからの2ヶ月間に急激に成長したことになる。
この結果から初令、2令幼虫での成長よりも、3令幼虫時の爆発的な成長が大型化へのカギとなっていると思われる。(2007年の見解・・・3令幼虫の成長は、3令幼虫時の環境もさることながら、初・2令幼虫時に、いかにその基礎を作るかがポイントとなる。)
第1期(1回目)マット別♂羽化サイズ表
マット名・羽化サイズ 30o台 40o台 50o台 60o台 70o台 80o台
黒くぬぎオーガニック   0   0     1   3   3    1
ショップオリジナル   1   1   2   2   0   0 
オーガ+ショップ   0   0   0   1   0   0
第1期(2回目)♂羽化サイズ表
マット名・羽化サイズ 30o台 40o台 50o台 60o台 70o台 80o台
自作+オーガ+ショップ混合   0   0   0   2   4   1
第1期(1回目)マット別♀羽化サイズ表
マット名・羽化サイズ 24o台 25o台 26o台 27o台 28o台
黒くぬぎオーガニック   0   2   9   1   2
ショップオリジナル   0   2   1   0   0
第2期(2回目)♀羽化サイズ表
マット名・羽化サイズ 24o台 25o台 26o台 27o台 28o台
自作+オーガ+ショップ混合   0    0   3   3   0
第1期(1回目)羽化サイズ上位3頭
  ♂    ♀
1位  83.0o   28.3o 
2位  79.3o  28.1o
3位  77.5o  27.7o
第1期(2回目)羽化サイズ上位3頭
  ♂    ♀
1位 80.0o   27.6o
2位 79.4o  27.5o 
3位 79.2o  27.3o 
第1期2回目ペレメタ産卵セット個体群
2回目の産卵セットでは温度を若干低めに設定(24〜26℃)し、約1ヶ月後の割出し以降、徐々に温度を下げ3令幼虫初期以降18〜22℃で管理した。

マットも自作マット(そば粉、薄力粉少量添加)にオーガニックマット、ショップオリジナルマットを混合して使用。
容器は3令初期以降♂は2.7リットル角型タッパー、♀は430プリンカップを使用。

雌雄判別の間違いも無く、スムースに所定の容器に移動完了。
低温飼育のためか、♂7頭中5頭が70o後半〜80oという安定した成績になったが、80oの個体に奇形が見られ、その他にも、大アゴがもろく羽化後、先端が欠けてしまう個体が多く見られた。

原因は不明。マットの質のせいか?♀に関してはいずれも標準以上のサイズとなった。
  年月日                    DATA
2003.8.06 メタリフェルホソアカクワガタ(ペレン島産)WD86mmペア購入
  8.06 WDなのでペアリング行わず、1回目産卵セット組む。
♀すぐに潜りだす。
  8.20 ♀を産卵セットから除去。高カロリーゼリー与え、栄養補給。
  8.21 追い掛けするため、♂、♀同居。
  8.22 交尾確認。
  8.24 2回目産卵セット組む。
  8.31 1回目産卵セット割出し。初・2令17頭回収した時点で中止
まだまだ出そうなので後日行う予定。
  9.03 1回目産卵セットの割出しの続き行う。初・2令24頭回収。
トータル41頭回収。
  9.24 2回目産卵セット割出し。初・2令13頭回収。1回目と合わせて54頭
となる。取れすぎた。
 10.20 1回目産卵セット群のマット交換行った。♀は最終交換。
 10.25 2回目産卵セット群のマット交換を行った。♀は最終交換。
 12。04 1回目産卵セットの最初の♀が羽化。以降続々と羽化。
 12月中旬 ♂最終マット交換。
 12.28 2回目産卵セットの最初の♀が羽化。以降続々と羽化。
 12.28 1回目産卵セットの最初の♂が羽化。以降続々と羽化。
2004.1.1 1回目産卵セットの最後の♀が羽化。
  1.05 2回目産卵セットの最後の♀が羽化。
  2.14 2回目産卵セットの最初の♂が羽化。以降続々と羽化。
  4.11 1回目産卵セットの最後の♂が羽化。
  5.10 2回目産卵セットの最後の♂が羽化。第1期ブリード終了。
ペレメタ第1期ブリード結果報告
初めてという事もあり、いろいろ問題点も多かったが、なんとか少ない犠牲で羽化させる事が出来た。第1目標である80oUPの作出にも成功し、満足ではあるが、中間目標である80oUPの大量生産となると一筋縄ではいかない事を、この第1期ブリードをもってして思い知らされた感じだ。今回の結果を以下に記す。
第1期総合結果
1回目セット 2回目セット 合計
産卵数  41頭  13頭 54頭
死亡数  9頭    0 9頭
羽化数  32頭  13頭 45頭
  ♂  15頭   7頭 22頭
  ♀  17頭   6頭 23頭
上記の表を見ていただくと、産卵数については文句なしといえるのではないか。2回目セットについては、♀を除去するまでの期間が、約1週間と短かったためこの頭数だが、もう少し長ければ、さらに産卵数が増えたかもしれない。

次に死亡数だが9頭中、幼虫時に死亡が5頭、前蛹時死亡が2頭、蛹時死亡が1頭、羽化不全による死亡が1頭となっている。幼虫時が最も多いが、これは割出した時、孵化直後だった幼虫がほとんどでペレメタ幼虫自体、かなり生命力が強い印象を受けた。
雌雄の比率は、1回目、2回目共に約1:1に分かれた。累代を重ねていくうちに、偏りが生じるか今後、データを取る予定。
ペレメタ83ミリ画像

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メタリma専科ペレメタ累代記録(WF1)
ペレメタ目標サイズの設定
ペレメタブリードにあたり、下記の目標を設定した。今期では第1目標をクリアし第2期に向けて幸先の良いスタートを切れるよう努力し、そして最終目標を達成するまでは、ブリードし続ける次第である。
第1目標 80oUPの作出
中間目標 80oUPの大量生産
最終目標 90oUPの作出
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