| ●はじめに | ||||||||||
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| 添加発酵マット作りは、大き目のケースに広葉樹(クヌギなど)マットと添加剤(小麦粉など)と水を入れよくかき混ぜて3週間〜1ヶ月程度発酵させ、発酵がおさまれば完成です。クワガタの幼虫に使用し大型をねらうのが目的です。 一見簡単そうですが、なかなか奥が深いものです。このページでは添加発酵マットを作る上でのポイントを管理人の経験を元に解説致します。初心者の方の参考になれば幸いです。 |
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| ●添加発酵マット作りのポイント | ||||||||||
| 添加発酵マット作りで大切なのは、失敗しない事!これはあたりまえですね。失敗しないためには幾つかのポイントがあります。添加剤とマットの比率、マットに添加する水の量、発酵時の気温、発酵に必要な酸素の確保が重要になってきます。 1、添加剤とマットの比率 最初のうちはマットの量に対して添加剤をひかえめにすることです。添加剤を沢山入れると、それだけ発酵の調節がシビアになって失敗のリスクが増大します。慣れるまではマット10リットルに対して、添加剤(小麦粉の場合)200〜多くても350グラム程度にします。 2、マットに添加する水の量 マットに添加する水の量が多すぎても少なすぎても発酵は失敗します。また添加剤の量によって入れる水の量も変わってきます。 管理人の場合、マット10リットル、添加剤350グラムで水は750ミリリットルを基準にしています。添加剤の量が増えるほど添加する水の量はシビアに設定する必要があります。基本的には添加剤の量が少なければ入れる水の量は多少多めでも大丈夫、添加剤の量が多ければ、入れる水の量は少なめにという方針でいって下さい。 3、発酵時の気温 これについては、20℃位あれば大丈夫という説もありますが、管理人的には25℃以上あったほうが安全だと思っています。欲を言えば30℃以上がベストです。ですから時期的にいうと6〜9月位の暑い時期にまとめて作り、保存して使うのが良いでしょう。保存については後で説明します。 4、発酵に必要な酸素の確保 酸素は発酵に欠かせません。酸欠では発酵が始まらない、または発酵が途中で止まってしまいます。 ですから、ケースのフタは完全にしめてはだめです。少しスライドさせて通気を確保します。 それから発酵が始まるとより酸素を必要とするので、マットをよくカクハンして酸素を供給してやります。発酵の状態に合わせて一日1〜2回なるべく手早く行ってください。なぜ手早くなのかは後で説明します。混ぜた後、たたいてマットを押し固める人がいますがこれはやってはいけません。せっかくの酸素が押し出されてしまいます。表面を慣らす程度にします。 それからいくら酸素が必要といっても、やりすぎはだめです。発酵中のマットは50℃以上にもなり、なるべくこの温度を下げずに酸素をいれてやる必要があります。一日に何度も、しかものんびりとやっているとマットの温度が下がり、発酵が止まってしまったり、再度の発酵に時間が掛かってしまい失敗の原因となります。ですからマットのカクハンは手早く短時間で済ませるのです。 5、その他 これは経験で分かったことですが、マットを作る際はなるべく大量に作るほど発酵が安定します。ですから一回で20リットル以上作ることをお奨めします。ただ幼虫の数が少ないときは余りすぎて困ってしまいますね。そういうときは保存して使い切りましょう。 |
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| ●細かいポイント | ||||||||||
| ■添加発酵マットを作る際に用意するもの(管理人のやり方で必要なものです。) ・ベースマット・・・これはクワガタ幼虫用の無添加発酵マットならなんでもいいです。慣れないうちは粒子はあまり細かすぎないことです。市販品の中には、すぐに幼虫に使えるように水分を含ませたものも結構ありますが、そういう場合は、いったん乾燥させてから使用します。これは重要なポイントです。 ・水・・・水道水で構いません。カルキもぬかなくでOKです。ペットボトルに必要分用意します。 ・容器2個・・・容器1個でも出来ますが、添加剤とベースマットと水を混ぜる専用としてもう1つ、少し小さめの容器も用意すると大量に作るときに作業効率をアップ出来ます。発酵させる容器は衣装ケースでも構いませんが、管理人のおすすめは漬物タル(プラスチック製、容量30〜50リットル)です。マット20リットルなら30リットルのタルが良いでしょう。漬物タルはある程度深さもあり、円筒形なので発酵の均一性、発酵温度の保持の面で通常の衣装ケースより優れていると管理人は思っています。ともあれかき混ぜた時にこぼれないことが第1条件です。 ・ビニール手袋・・・マットをかき混ぜるとき、つめに入り込まないようにするためです。ワイルドな方は無くても構いません。うすいものはすぐに破れてしまうので無理です。 ・マスク・・・これはあったほうが良いです。かき混ぜるとき粉が舞うので。 ・添加剤・・・最近では様々なものが使われていますが、小麦粉、特に薄力粉が無難です。ふすまもいいですが、発酵の温度が薄力粉より高くなるので、最初は薄力粉で感覚をつかんで下さい。 ・サエばし・・・マットと添加剤、水をよく混ぜた後、仕上げに使います。これは管理人が行っている作業で、一般的には使わないと思います。 ■手順(べースマット20リットル、添加剤(薄力粉)700グラム、水1.5リットルの場合) 添加発酵マットを作る際は、必ず屋外で、マスク着用のもと行います。室内で混ぜる作業をやると粉だらけで大変なことになります。。 @添加剤、ベースマット、水を混ぜる・・・この作業は作業性を考えて2〜3回に分けて行います。ここで小さめの容器が役立ちます。まず小さい方の容器に乾燥したベースマットと添加剤を二分の一〜三分の一ずつ入れ、よく混ぜます。 よく混ざったら水を加えます。加える水も二分の一〜三分の一です。先に水を加えると添加剤がダマになりうまくいきません。加水した後も、とにかくよく混ぜ合わせることです。よく混ざったら、大きい容器に移し変えます。これを繰り返します。大きいほうの容器に全部移したら、もう一度全体をよくかき混ぜます。 最後に表面を軽く慣らし、用意したサエばしで底の方までブスブスと満遍なく穴を開けます。これは酸素を容器の底のほうまで入れるためです。あまり多く穴をあける必要はありません。 Aフタを閉めて発酵を待つ・・・フタは少しスライドさせて、通気をしっかり確保します。うまくいくと半日〜1日程度で発酵が始まります。マット温度が急上昇して40度以上になります。しばらくすると発酵臭もでてきます。 発酵臭は重要です。木の甘すっぱい匂い、納豆のような匂い、軽いアルコール臭(糖質が分解するとき発生)、は発酵がうまくいっています。 生ごみ臭、強いアルコール臭(補助添加剤のトレハロースなどの糖類を入れすぎた場合が多い)、酢の臭いは酸素不足か、水分過多による腐敗の始まりと考え、カクハン回数を増やして酸素供給、フタを調節して水分とばしで対処します。場合によっては臭いが安定するまでフタを全開にしても構いません。いずれも早期に対処することで改善が期待できます。このような処置をしてもこれらの臭いが強まるようであれば発酵は失敗と考えます。失敗した場合はもったいないですが処分しましょう。再度同じマットで再発酵させることはお勧めできません。(やるとすれば一旦完全乾燥させて再度小麦粉を添加して加水する。) ※補足・・・納豆のような匂いは実は小麦粉に含まれるタンパク質を微生物が分解するときに出るアンモニアの匂いで、どうしても発生するものです。 発生したアンモニアは発酵中に毒性の弱いもの(硝酸?違うかもしれない)に分解されると思われるので(分解されないとしても揮発する)通常は発酵が終わる頃になれば納豆の匂いも消失します。 万が一、発酵中に納豆の匂いを通り越して完全にアンモニアの臭いになった場合は、腐敗の始まりと考え上記の処置を行います。発酵が終わっても強いアンモニア臭がある場合は、アンモニアが分解しきれず?(揮発しきれず)マットに残ったことになりやはり失敗と考えます。厳密には揮発しきるまで待ってから使えるかもしれませんが、その前にマットが劣化しはじめたり、幼虫のほうが待ってはくれないでしょう。 アンモニアの問題はたんぱく質を含む添加剤を控えめに添加していれば恐れることはありません。 B1日一回のカクハン・・・マットが40度以上になり、安定したら(約1日)、マットをカクハンして酸素供給します。フタについた水滴も拭かずに再度混ぜます(よろしくない匂いがした場合は水滴は適宜ふき取ります)。最後にサエばしで穴を開けます。 カクハンのコツは底のマットと表面のマットを入れ替えるように手早くよく混ぜます。発酵が安定する前にカクハンすると発酵が止まることがあるので注意して下さい(特に外気温が低い場合)。発酵が進み、マット温度が40度を割ったら、カクハンも2〜5日に一回と少なくしていきます。(それほど酸素を必要としなくなるため、サエばしで穴を開ける必要もなくなります。) C完成・・・マット温度が常温まで下がった時点で完成です。完成後のマットは少し黒ずんで、木のほのかな甘い香り、インクのような香りがします。完成までそのときによって差がありますが、目安は3週間位としておきます。 D幼虫に使用・・・完成したマットを加水して幼虫に使うときは、マットをビンに詰めた後、再発酵しないことを確認してから使います。 |
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| ●完成したマットの保存 | ||||||||||
完成マットは完全乾燥させて保存できます。風のない良く晴れた日にベランダなどで下にシートを敷いてよく乾燥させた後、ジップロック(閉め口がダブルのもの)に入れ、密封(害虫侵入防止)し、なるべく涼しい場所に保管します。乾燥剤は交換が面倒なので管理人は使用していません。ジップロックに自分が分かりやすいようにマット作製日などを記入すると良いでしょう。 水分が残ったまま保存しますと、劣化が早まったり、粉ダニが大量発生する場合がありますので注意して下さい。乾燥状態でも劣化するので1年以内には使いきりましょう。 ちなみにこの方法で1年保存したものを使いましたが問題はありませんでした。 保存マットを幼虫に使用するときは加水後2〜3日は様子を見て、再発酵しないことを確認してから使います。 万が一、自作マットが足りなくなったら・・・これは困ります。急にマットの種類が変わると幼虫には良くないですから・・・なのであらかじめ市販のマットと自作マットのブレンドを使うというのもお奨めしたいです。これだと自作マットが足りなくなって、市販マットのみになっても、幼虫のショックをやわらげることができます。 |
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| ★添加発酵マット関連★ | ||||||||||
おすすめ度 : ![]() コメント:補助添加剤としてオススメです。管理人はマット10リットルに対して50〜100グラム毎回入れています。多少多めに入れても大丈夫。マットの保湿効果もあるようです。 |
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