「2008年11月1日〜11月30日」
11月1日(土)がんばった
■夕方まで寝る。なにしろ今週はがんばった。月曜火曜は塾頭として働いた。水曜は苦手の床屋をクリアした。木曜は飛ばしまして、金曜はミニサイズながら夜道のデートを復活させた。プリプリプリンセス関連でいうと火曜木曜は没交渉。ものすごくがんばっている。ものすごく自分を捨てている。やりたいことはなにもせず、したくないことだけをした。これをがんばるという。こんなことを続けたらアタマがつるつるになる。欲を捨て、悟りの境地に達した頃にははげ上がっているという寸法だ。起きてからはおなじみのネット巡回。角川ホラー文庫『トンコ』を注文したのはまったくのジャケ買い。カバーイラストを「■リングス」でお世話になっている宮先雅之さんが描かれた。宮先さんの絵は幻想的でとてもきれい。サイト『
ここであいましょう』の日記もおもしろいから一度ごらんになるといい。夜は中学生が好みそうなドラマばかり見る。自堕落な週末もごほうびだからいいの。トータル+1。
■本日の損得勘定
睡眠は大事。若返る。ふだんから多めに寝よう。+1
11月2日(日)吉原大門
■歩いてコンビニパトロール。坂を上って富士山を見に行くも、くもってよく見えず残念。平澤監督邸の前を通ってローソンにたどり着いた。仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんが黒づくめの私服で登場、制服をはおってレジへ入った。からあげクンRedを売ってもらって一段落だ。ネット巡回中ふと落語によく出てくる吉原、遊廓のあった吉原というのは今でいうとどのあたりだろうと思いウィキペディアとGoogleマップのお世話になる。台東区千束だった。吉原大門が交差点名として残っている。そうかやっぱり浅草の北か、と得心が行った。歴史と地理をいっぺんに学んだ。それから雑学系サイトを渡り歩いてかしこくなった。心に響いた一行知識を紹介したい。
アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンは子供のころ、桜の木を切っていない。
子供用のカスタネットは以前、男の子用の青いものと女の子用の赤いものの2種類あったが、おさがりが使えないので現在の赤青のツートンになった。
「しらす」はカタクチイワシの稚魚。
ショタかロリータしか心に響かないのだった。トータル+1。
■本日の損得勘定
「あなた方、先に帰れるものなら帰ってごらんなさい。大門(おおもん)で止められます(落語『明烏』)」の大門が名前だけでも残っているんだなあ。+1
11月3日(祝月)ロワゾブルー

■くもって一日中夕方のような日。本当の夕方になったので愛車プリウスで出た。一路、新横浜のライヴハウスへ。今日観る
バンドはメンバーが身内ばかり。ドラムに平澤監督、キーボードに小林ねえさん、ベース
河原さん、歌が河原さんの奥さんで美人ママのふみちゃん、ギターだけがお初にお目にかかる方で、この方がリーダー。リーダー以外のメンバー全員と私はバンドを組んだことがあるから、このバンドのギターが自分でないことを不思議に思うほどだった。始まってみれば個人技にものをいわせた危なげないステージング。安心して観ていられる。自分が参加できない理由がやっとわかった。客席には万騎が原の鍋将軍とその娘の天使。天使はもう中学生になっている。河原家の娘ふたりも数年ぶり。巨大化していた。バンド関係の懐かしい顔ぶれも見える。そして驚いたのは
ともヶわさんがいたことだ。「たまたま通りかかったから」神奈川の秘境にお住まいのともヶわさんが休日に新横浜をたまたま通りかかることは絶対にない。終了後、小屋の入口でおしゃべり。懐かしくも楽し。メンバーのみなさんには「小手先でバンドやりやがって」と思った通りを伝えた。機材の搬出を少しだけ手伝って帰る。トータル+9。
■本日の損得勘定
友達のステージを見るのはいいな。+5
河原家の娘ふたりがスタッフ証をぶら下げている。かわい。カメラを手にした五年生ちはが開演前「(本番中)フラッシュたいても大丈夫?」と河原さんに質問した。さすがはカメラマンの娘だ。+1
ともヶわさんが「リハばっかりやってライヴやらないバンドやりたい」と我が意を得たりな発言。それ最高。+1
ギターの方のギター、ボディの色がビアンキのチェレステ(空色)みたいできれいだった。+1
帰りにマクドをドライヴスルー、コカコーラのグラスをもらった。これもブルーがきれい。+1
11月4日(火)自分で自分を
■4時間寝つけず。ごろごろした。よくごろついた。目覚めてみれば昨日から続く寝違えで首が痛い。なに寝違えって。自分で自分をやっつけてるじゃん。べかこ体操教室で肩の筋を伸ばしたら少し楽になった。勉強を終えたべかことイラストによるしりとり対決。こちらのひどい絵も最初のひと文字がわかっているおかげでべかこが拾ってくれる。「ああ。トカゲね」この絵でよくわかったな、という驚きの連続だった。さて連休明け、昨日の振り替えできた子も多くあちこち騒がしい。塾長が怒鳴ってまわる。そんな喧騒をよそにセバスチャン、パノン、モトさま、キャシー、あわびらと遊んで楽し。中学部は全くの出番なしにつきフリータイム。パソコンにイヤフォンをさして音楽ソフトで打ち込みをしたり届いた本を読んだり。プリプリプリンセスとは目も合わず口もきかず、ひとりで帰る彼女の後を追いもせず。まるで会わなかったようだった。よくがまんしたと思う一方、本当にこれでいいのだろうかとも考える。自分で自分をやっつけているだけでは。トータル−13。
■本日の損得勘定
つまんないの。−10
用もなくくっついて行ってはケンカした先々週までの関係の方が正しかったのかも、とさえ思える。心なしか石松もつまらなそうだからだ。−3
11月5日(水)夢で逢えたら
■金井の市場で紙皿類を。弟こと二階の先生の治療院の前を通ったら看板が出ていた。建物に入ったことはまだない。現場入りでべかこ体操教室から。お気に入りキャラクターのそこそこ大きなぬいぐるみを抱いてきた一年べかこ。「だめっていったんだけどね、この子がついて行きたい、っていうから」「そっかそっか。それで連れてきてあげたんだね」「うん!」「お前、病院行った方がいいな」股関節を伸ばしていると中三・ガンダム博士のたかくんが自習に来。会うのはひさしぶりだ。背が伸びて天井に頭がつきそう。今度きた時にはつくだろう。だらだら居残る六年女子軍団を追いやって早じまい。帰りに大型スーパーは水曜日の掟。お菓子売り場でキャンディを選ぶにも「これは石松が好きなやつ」「マンゴー味のは石松が食べられないからだめ」プリプリプリンセス最優先なのだった。俗に好きな人の出てくる夢はなかなか見られない、などというけれどもあれはうそ。想いがたりないだけ。こちとら毎晩のように石松の夢を見る。恋だかノイローゼだかわからない。トータル+1。
■本日の損得勘定
五年マイ妹(まいまい)や六年メメ子とくっついて勉強。冷えてくるとガールズのぬくもりがありがたい。低学年ほどあたたかい。+1
11月6日(木)ポケットを力一杯
■ボーイズがちな木曜日。ガールズは一年サマンサと六年・女将のみ。天真爛漫な美幼女サマンサのファニーフェイスに救われた。夜は中二・聖子の国語をみたり中三ウチナンチューと次郎長のそばに立っておしゃべりしたり。ウチナンチューお嬢さまのデニミニうれし。見れば美しいひざ小僧にばんそうこうを貼っている。「漫画みたい」と笑ったらばんそうこうの由来を教えてくれた。体育のマットを片づける際、ウチナンチューは後ろから丸めながらマットを押す係だった。途中で転んだ。なぜかマットから手を放さなかった。引きずられた。摩擦熱。ばんそうこう。「中学の3年間で初めて転んだ」次郎長とふたりで「いい思い出ができたじゃん」とからかった。中学生の間を自由に動きまわるようでいて決して近寄れない席がある。それは一番近寄りたい席でもある。もどかしい思いが無意識に訴えかけるのだろう、気がつくと右手でジーンズのポケットを力一杯握りしめていた。勉強が終わったら手首が痛くて動かなかった。このままでは心と身体と頭皮に変調をきたす。努力で克服できる問題でないところがまた。トータル−19。
■本日の損得勘定
英語の教科書を石松は持参せず、遊び場に備えつけのものを使う。本棚から教科書を取り石松の机の上に置いたらそれを使ってくれた。今日のふれあいはこれだけ。+1
心を閉ざしてしまった石松の無表情がせつない。−20
つらいなあ。もっとも、いつだって今が一番つらいのだけれど。±0
11月7日(金)キャッチボールしよう
■べかこ体操教室から。一年生数名だけとは楽ちんなと油断したらどんどこ増えた。なにを見てそう思ったのだったか最近キャッチボールがしたい。勉強を終えた一年坊主・関ジャがガチャガチャのカプセルでキャッチボールをしようと誘ってくれたので付き合った。キャッチボールのどこが楽しいのかと思う向きもあろう。なんかよくわかんないけど楽しいのだった。笑顔をめがけて投げるから、かもしれない。子供量が増えたので採点に戻るも関ジャが納得しない。「ねえあひるー。キャッチボールしよう」後ろからひとのシャツを引っ張り続ける。採点よりもキャッチボールを選ぶと思われているところに感心した。中学部。ひとりの石松には近寄れず。するめがきてからふたりに張りつく。「やだ」するめの口ぐせが出た。お前のそれ、うつった、おれもよく「やだ」っていうようになった、と苦情をいうとするめがデリカシーのない大声で「なにがやなの? 石松がやさしくしてくれないから?」お前ばかだろ。頼むから刺激すんな。とっさに「石松やさしいよ」と切り返す。ことなきを得たのだかどうだか。トータル−2。
■本日の損得勘定
六年・如来をかわいがりたいのに雑音多い。あきらめてボーイズの世話まで焼く。丸つけをし過ぎて夕方、気持ちが悪くなった。−2
金曜だけは石松、ふつうに接してくれる。話もできるし目も合うし笑顔も垣間見える。ただそれこそが演技なのであって彼女の内なる怒りの炎はいまだ燃え盛っている。「だからお前、勘違いして図に乗るなよ」というサインをたびたび受け取る。わかってますって。±0
11月8日(土)伝統行事

■いつもより3時間半早起きをして休日出勤のそのわけはイベントでカレーコンテスト。遊び場の伝統行事だ。そもそもこの行事「いいにおいをさせて近所の子供を集めよう」という趣旨で始めたもの。大丈夫か、そんな塾。だから初めは駐車場で開催された。それが室内に変わったのは和歌山でカレー事件があったから。豆知識でした。今年も大盛況。子供はもとよりご父兄が多い。ふだんべたべたくっついて遊ぶガールズのお父さまがいらしていたりするから気をつかう。もっともガールズ、親御さんの前では私にくっつかない。ばかりか、よそよそしい顔をする。女は誰しも女優であるといえよう。撮影班として200枚弱の写真を撮った。美園児パノンの、神々しいまでのかわいらしさよ。あひるごときが太刀打ちできるような被写体ではなかった。例によってA〜Dの4チームに分かれカレーの味を競い合う。投票でCチームの鍋が優勝と決まった。Cチームのメンバーは愛人モトさま、みっきー、マニラ、サマンサ、バタなむら。おなじみガールばかりでうれし。終了後はイベント名物「なぜか帰ってくれない六年女子軍団」と遊ぶ。積み木で2時間遊んだから感心した。だらだらと片づけ、くたくたで夕方帰宅。A+B+C+Dの混合カレーを食べる。トータル±0。
■本日の損得勘定
あー、にぎやかだった。+2
食べ終わるといつの間にか消える子が大半のところ、美園児パノンはわざわざ私のところまできて「楽しかったー。ありがとう」といって帰った。ご両親にいわされたとはいえお行儀のいいこと。+1
黙っていても片づけを手伝う愛人モトさまもえらい。勝手にタオルをしぼって机の上をふいていた。いい子。+1
N中は学校がバザー。ゆえに中学生の参加はなし。塾長が事前に石松を何度もカレーに誘っていた。むだなことを。私がいる限りはこないよ。−3
あ。ガンダム博士のたかくん一家を誘うの忘れた。−1
11月9日(日)んたーこしくだっさっせー
■気を失うように寝て午前中に起きた。掃除洗濯。エアコン初暖房。冷たい雨の中を歩いてコンビニパトロール。仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんから例のものを。もう何回目だろう。決まって日曜の15時ごろ買いに行く。100回続いたらプロポーズしそうな勢いだ。お風邪を召されたらしくガラナさんは大きなマスクをかけていた。いまだに彼女の顔を覚えられない。ただ先日気づいたのは名札。この店に夜くるといつも店長らしきおじさんがいる。会計が終わるとおじさんは「んたーこしくだっさっせー」という。「なんだと?」と聞き返したいのをこらえて考えたら「またお越しくださいませ」が業務用になまっているのだった。そのおじさんの名札に書かれた名字がガラナさんと同じ。ということはガラナさん、店長の娘だろうか。どうでもいいけど。読書の秋とはよくいったもので電子ブックを携帯電話で読むのが最近の楽しみ。流行のケータイ小説ではなく小説をケータイで読む。今は筒井さんの『恐怖』と漱石の『坑夫』を平行して読んでいる。書名が似ていることには今気がついた。トータル+1。
■本日の損得勘定
電子ブック大好きー。40冊ほど持ち歩いていることになるが、かさばらない。支払いは通話料といっしょ。お金の心配は先送りにして読みたいものを今読める。次に読みたい本は電子書店のマイリストに登録する。ほとんどがお茶の間の心理学関連か雑学系の読みもの。+1
筒井さんの『恐怖』は\368で購入、ダウンロードした。漱石は無料。±0
マイリスト、ほしいものリスト、お気に入りリストのおかげで衝動買いが減った。半分買った気になれる。よくよく考えて削除することも多い。あちこちのリストに追加したり削除したりを楽しんでいると一日が終わる。±0
11月10日(月)男としての度量
■目覚ましを止めつつ「あー、もうちょっと寝よ。……。いやいやもう寝たらあかんがな」自分とのやりとりを楽しんでおきながら1時間の寝坊。支度を急いでいつもの時間に現場入り。四年セバスチャンがきたのを抱きしめる。なんとなれば寒い。勉強中のセバスチャンに寄りそって一歩も動かず。寒いため。六年・愛人モトさまが寄ってきてくれた。大好きなふたりにはさまれてぬくぬく。ガールズはそのふたりのみだった。閉店時間の1時間以上前に生徒さまが絶滅。早じまいにもほどがある早じまいで大型スーパーは月曜日の掟。血液型占いの本を携帯電話にダウンロード、AB型女性の項を読めばプリプリプリンセスのことを書いてあるとしか思えぬほどの当てはまりようだ。「冷静で気まぐれ」「突然スイッチが切り替わる」「表現はいつもストレート」これに振りまわされるA型男性はストレスをためこむ、とある。ふたりがうまく行くかどうかは男性側のキャパシティにかかってくる、とのこと。気づいてはいたがこの恋において私は神さまから男としての度量を試されていた。私の度量など試そうと思う方がどうかしている。度量はない。トータル±0。
■本日の損得勘定
モトさまが「カツラをおすすめします」といえばセバスチャンが「後ろから見るとあひる、河童みたいだよ」という。他人から頭頂部のオゾンホールを指摘される機会が増えた。いわれるまでもなく自覚がたっぷりある。かくなる上はチャームポイントとしたい。±0
11月11日(火)鮭の日
■魚へんに十一十一と書くから今日11月11日は「鮭の日」なのだそう。いいがかりじゃん。寒さにふるえていたらかわいい女の子が入ってきた。今は別の塾に通う中一ストマイだ。去年まで彼女を豊満な幼稚園児と呼んでいた。中学生になっても印象は変わらない。笑顔の照度が抜群に高くて細すぎない理想的な体型でテレビに動物が映ると「犬」「ヘビ」と声に出す。塾の宿題が大変だとこぼし、お菓子をつまみ、カメラを向けられると「ちょおっとー」といやがる。30分ほどで帰った。なんの用だったんだ。小姓組の関ジャからスタート。べかこ体操教室とあわび甘えん坊が珍しくいっしょになった。一年女子同士の闘争心があらわに。ふたりが帰ってから美園児パノンが来。ひとりぼっちでさみしそうだった。お姉さんチームは四年セバスチャン、五年でストマイの妹のマイ妹(まいまい)、六年・女将くらい。大量に持ち込まれた宿題の採点に没頭する。中学部の時間はガンダム博士のたかくんに頼まれた調べものやカレー写真のプリントや中三の採点など。数学を勉強する石松の楽しそうな声がなるべく耳に入らぬよう仕事に打ち込む。晩ご飯に鮭が出た。鮭の日。トータル−13。
■本日の損得勘定
四年セバスチャンの機嫌がだんだん悪くなる。「ご機嫌ななめですねえ」ほっぺたをつまんだりするも無抵抗。ひざを抱えて座る姿に疲れが見える。同じ不機嫌にしてもセバスチャンはダウナー系なのだった。石松の不機嫌はほっぺたをつまめないタイプ。そんなことをしたら指の骨を折られよう。−3
女の子の機嫌に左右される毎日だ。−10
11月12日(水)きのこハンバーグ
■あざみ野に用事の父を乗せて行く。戻って現場入り。初暖房。べかこ体操教室から。隣でへぼい柔軟体操をするものだから見かねたべかこ先生が手本を示してくれた。床に座り上体を前へ倒せば体がぺたんとふたつ折りになる。おでこが床につく。勢い余って「ごちん」と音がした。「いったーい」「床は悪いやつだな」「床めー。このこのこのー」床をこらしめている。かわい。愛人モトさまを筆頭に六年女子が大量入荷。ひとかたまりになって姦しい。中学部に何人残るのか今はまだわからないけれども必要以上に入れ込んだ挙句、大ゲンカするのはもうこりごりだ。そうなりそうな人材がひとりもいないことがせめてもの救い。お姉さんたちの近くでちんまりと勉強するのは美幼女サマンサ。文章題の問題文の長さが3行を越えると「あひるー」と鳴く小動物だ。自分で読んで考えやがれ。「今日ね、折り紙できのこハンバーグとか作ったらね、すっごい食べたくなっちゃったのー」短絡的できゃわゆ。早じまいも大型スーパーへは立ち寄らず。先立つものがないため。トータル−1。
■本日の損得勘定
壁に貼り出したカレーコンテストの写真を私にもたれながら見るサマンサかわい。+1
六年女子テーブルのまわりを一周。キャシーの横に立つことにした。彼女が一番、放熱していたため。あたたかい。+1
中学部のない日は気楽だなあ。なにしろ冷や汗がわきをつたわない。さらりとしている。わき汗の正体はストレスだったんだ。−3
11月13日(木)はいてなーい
■やっぱ買物行かなきゃだめだろということで行きがけに大型スーパー。予算を100円オーバーしたらしく塾長が悔しがった。ボーイズまみれの木曜日に現れた女神は六年の愛人モトさま、女将、一年あわび、以上3名。女将の隣で採点を続ける。モトさまは国語で自分史の年表作り。「2007年:ピーラーで指の皮をむいてトラウマに」去年のイベント・カレーコンテストで痛い思いをしたらしい。今年は指をむかずに済んだ。これを成長という。目下、絶賛赤ちゃん返り中のあわびは小さい頃の石松にそっくり。正面からわきに手を入れて高い高いをしてあげたらうれし恥ずかしげな顔をした。「おむつ大丈夫?」と聞けば「そんなのはいてなーい」きゃわゆ。そんなあわびが清水ミチコさんに雰囲気の似た先生略して水気先生から漢字の書き順が違っていることを指摘されるとたちまちご機嫌ななめに。床をどむどむ踏んで歩く。しまいには机の下にもぐってひざを抱えてしまった。お菓子で釣っても出てこない。あわび、ますます石松にそっくりだよ。夜は中二のお世話を献身的に。学校のテストが近いのでみなまじめに取り組む。あっという間の2時間だった。トータル±0。
■本日の損得勘定
満月の照らす夜道。無言で歩くふたりの距離は20メートルといったところか。無言になるのも当たり前、叫ばなければ聞こえない距離だ。間に英語の先生がいた。最後は石松、先生と話しながら帰った。±0
11月14日(金)真顔はなにも生み出さない
■べかこ体操教室をしていると高三・元気印が来。コピーをとりがてらの近況報告らしい。元バドミントン部の鬼部長は髪を切ってすっきりした。うっかりかわいいと思ってしまいそうなお姉さんぶりだ。「あひる結婚しないの」「しようか。いつにする。日取りそっちで決めていいよ」「絶対無理」プロポーズを1秒で切り捨てた元気印は来春、看護の専門学校へ進学する。卒業後は新横浜の大きな病院で3年間、研修を受ける。病人の体をふりたりなんだり。「まとめると、その病院へ行けば元気印に体をふいてもらえるってことか」「なんでそうなるのー」ちょっとうれしそうな女子高生なのだった。小学部が立て込んでからは軽口をたたく余裕もなくなった。真顔で採点を続ける。真顔はなにも生み出さない。夜。プリプリプリンセスの態度は相変わらず冷え切っている。最近の我が行動を省みるに彼女から怒られなければならないような要素はなにもない。こうなったらもう、ただただ機嫌の悪い子がひとりいると考えよう。いちいち思い悩んでいては髪の毛がもたない。トータル−12。
■本日の損得勘定
行きがけの路上。家からふたつめの信号に引っかかった。前にスクーター。乗っているのは若い頃に5年間付き合った同い年の女性だ。なんという縁起の悪さ。先月の同じ14日、やはり行きがけにスクーターの彼女とすれ違った。散々な一日だった。さては今日も、と思ったらその通りになった。たばこを買い間違えたことに現場入りしてから気づいてコンビニまで交換してもらいに戻ったり。石松に無視されたり。−4
勉強中、私の問いかけを無視した石松が帰り際になって「ねえこれコピーとれる」と聞いてきた。無視されたままで一週間が終わるんだと思いかけたところへ話しかけられたものだから夢心地となりコピーをとって差し上げた。いいようにコントロールされている。『竹取物語』の確認テストに取り組む中一するめが「手のひらに乗る人間なんていないよねえ」と石松に笑いかけた。声にこそ出さなかったものの、ここにいます。石松の手のひらで転がされている私がそうです。−8
11月15日(土)生まれ変わった
■夜中に考えごとをしていたらアタマの中で革命が起きた。雷に打たれたように一瞬で「あ。そうか」と理解した。今までメロンだと思って食べていた果物が本当はきゅうりだったような、果物ですらなかったような、そんな方向転換。厳しいギアチェンジを強いられることになった。真っ直ぐ立つ姿勢から改めねばなるまい。自分にしかわからないように書くわけはこのギアチェンジがすぐにうまく行くとは思えないから。なにしろクラッチがない。ゆっくり時間をかけるしかないのだろう。ともあれ私は今日、生まれ変わった。結論としては夜中に考えごとなどするべきではない。昼に起きて押し入れから布団を出した。くもり空にさらして風を通す。携帯電話による電子ブック読書、電子書店で本を選んでいると『最後の心理ゲーム』なる書名が。心理ゲームも一時期流行った、もうこれでおしまいという意味のタイトルだろう、と次を見ると『最後の心理ゲームVol.2』あのね。『ヤマトよ永遠に』か。トータル±0。
■本日の損得勘定
さすがに補足します。劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト』の2年後に『ヤマトよ永遠(とわ)に』が公開された。ぜんぜん「さらば」じゃなかった、と笑ったのは遠い昔の話。今、調べたら『ヤマトよ永遠に』の3年後に『宇宙戦艦ヤマト 完結編』もあったらしい。そして来年『復活編』が公開される予定だとか。好きにしたまえ。±0
11月16日(日)白と黒
■かけ布団にはまだ暑い。小雨の中を歩いてコンビニパトロール。仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんは向こうのレジにいた。こっちのボーイから例のものを買う。支払いの段になるとガラナさんがこっちにきておつりをくれた。帰ってむしゃむしゃ食べる。そうか日曜日のカレンダーが赤いのはからあげクンRedの赤か。夜はまじめに曲作り。サイトの更新準備も。デジカメや携帯電話で撮った写真をバイオさまに取り込むにはUSBケーブルを使う。デジカメ・スワンについてきたUSBケーブルが白。携帯電話W61Sのは黒。2本を机の下のフックにかけている。色が違うから間違えることなどないと思ったのに先日、間違えて違う方のUSBケーブルで写真を転送してしまった。まったく問題なく送ることができた。どっちでもよかったんじゃん。トータル+1。
■本日の損得勘定
サンマのからあげをおろしポン酢で、おいし。+1
11月17日(月)楽しそうにやってみる
■鍋にうどんを作ってラップをかけ鍋ごと遊び場へ運び込む。小一時間かかるのに着いて食べたらまだ熱かった。みんなすごい。鍋もうどんもラップもみんなすごい。今週なかばから中学はテスト。昼間から中学生がきて勉強するウィークが始まった。中二ガールズが全員いる。土日でものすごい量の勉強をしてきた。その採点に終始、小学生の相手はほとんどできず。先週、真顔で採点したら一日がつまらなかった。楽しそうにやってみる。惜しい解答に出会った時は心底惜しそうな顔をしてみた。量が量ゆえだんだん疲れていつの間にか真顔に。練習が必要だ。そんな折、絶対こないと思った石松が来。気になってたまらないけれども気にしないようにして楽しそうな採点を続ける。彼女の方を見もしなかった。無視された場合のショックを考えれば話しかけることはできないし蛇蝎のごとくきらわれているから近づくこともできない。心中どしゃ降りでありながら晴れやかに採点を続けた。心がねじれる。早じまいを返上して中学生に奉仕。トータル−16。
■本日の損得勘定
夕方から習いごとのある石松が昼間、自習にくるとは思えなかった。くれば長い時間を私と過ごすはめになるのだし。後でするめに聞いたところによると石松の方からメールで「今日行く?」と聞いてきたのだとか。試験勉強に対する前向きな姿勢を評価したい。+1
会えたことはうれしかった。でも苦しい。−17
11月18日(火)罪ほろぼし
■出るのが遅くなった上、行きがけに教材屋さんへ寄ったものだから現場入りが開室時間直前に。ブランチ中、一年坊主・関ジャが「いっちばーん」と駆け込んだ。食事中の私を見て関ジャ「あー、あひる、ずるーい」ずるくないと思う。耳元でわーわーうるさいので食べていたマカロニをひとつフォークにさして関ジャの口元へ運んだらぱくりと食べた。途端に静かになったので笑った。べかこ体操教室を経て急ぎの印刷を終わらせると小中学生が混在している。6才から15才までの教材をランダムに採点。笑顔を作る余裕もない。ふだんべったり甘えさせるセバスチャン、あわび、サマンサから逃げまわった。逃亡先で他の子の採点を続けた。サマンサすまん。中学ガールズの世話が焼きたいんだ。ここ半年ほど、ひとりのガールにかまけて彼女たちをほったらかしたんだ。今こそ罪ほろぼしがしたいんだ。夜は夜で中学部。いったん晩ご飯に帰った子も戻って全員参加。みんなよく勉強する。体力的に限界を感じつつ店じまい。トータル−5。
■本日の損得勘定
プリプリプリンセス、ちゃんと昼間からくる。昨日よりは近づけた。でもぜんぜんだめ。ひとりの時に話しかけても返事をしてもらえない。するめがきたので心強くなり、やや気楽に近寄るとこっわい顔でにらまれた。ただその後、石松のいったことで笑ったらちょっとだけ笑顔を見せてくれた。夜はできる先生に託すので接触なし。ふいー。はれものに触らない心構え。−5
まだまだ笑顔がたりない。余裕のない時こそ作り笑いで。−1
晩ご飯の尾道ラーメンがびっくりするくらいおいしかった。箱入りの生ラーメン。なんだあれ。+1
11月19日(水)笑門来福
■「やったー。合格シールだー」漢字5つを間違えずに書けた一年・関ジャが大喜び。たかたか走って壁の台紙にシールを貼りに行く。目を細めて見守る中三ウチナンチューと次郎長。ふと見るとしっかりものの一年べかこがやはりおだやかな眼差しで関ジャを見守っていた。いやいやいや、お前は関ジャと同い年なんだから小さい子を見るような顔をしなくてもいいよ。小学生中学生の入り混じる教室にやといの先生の姿なし。なんとなればお休みの日。必然的に用務員がフル稼働する。トイレに行くひまのない忙しさでありながら、こちとら今週から生まれ変わったのでにこにこと機嫌よく採点やコピーとりを続けた。合い間に低学年男子をからかって遊ぶ。そうしたらですね。なんと石松の方から話しかけてくれたのです。教材ほしい、いいよ、というだけの当たり前のやりとりながら、それすらままならなかった身には無上の喜びだ。夜になっても石松は目を見て話してくれる。うれしい気持ちは胸に収め、積極的に他の子の世話を焼いた。今日の自分、100点。トータル+31。
■本日の損得勘定
つまり先週までの私がいかにひどい顔をしていたかだ。石松にきらわれたショックをあらわにしていた。なりふりかまわず落ち込んでいた。貧相に磨きをかけていた。そんなやつに話しかけてくれる美少女があるものか。開き直って機嫌よく笑ったら相手にもたちまち笑顔が戻った。+17
石松かわい。+20
ただしラヴっ気を出そうものなら即座にきらわれることは目に見えている。それだけがつらい。−5
彼女が私に求めるのは塾のスタッフらしいふるまい。その軸さえブレなければうまく行こう。−1
教育されとるな。±0
11月20日(木)目の錯覚
■前を走るビッグスクーター、どうも前輪が左右ふたつあるように見えて仕方がない。パーキングエリアへ入るのを追い抜きざまに見やると前輪がふたつあった。目の錯覚だろうと楽しんでいたら本当に三輪車だった。ぎくしゃくした気持ちの着地点が見つからない。さて機嫌よさげにふるまうキャンペーンの4日目。予想通り中学生の出足が早い。テスト対策プリントをばんばんコピーして渡す。渡しても渡しても次を要求される。そんなに勉強してどうするつもりだろう。夕方、中二ガールズはお弁当タイム。昨日まではパンやおにぎりだったのに今日はコンビニ惣菜の「ねばねばサラダ」をはしで食べる子がいた。居酒屋か。夜、石松が二度目の登場。当人にその気はなかったのかもしれないがちょっとした意地悪をされてがっかりする。夜の部は彼女にほとんど寄りつかず。帰りも石松より先に出る。車で遊び場に戻るのと、石松とするめが階段を下りてきたのがほとんど同時だった。歩み去るふたりの背中に向かって「がんばってねー」と声をかける。振り返って手を振ってくれたのはするめだけ。ま、そんなもんでしょ。明日で中学のテストが終わる。ひと山越えた。トータル+5。
■本日の損得勘定
石松との関係はまだまだ不安定。ともあれ今週は月曜日から今日まで4日連続で会えたからうれし。+4
石松とするめがいっしょに帰るなど珍しい。するめはいつもお迎えを待つのに。もしかしたら石松、先に出た私が夜道で待ち伏せしているとでも思ったのではなかろうか。それでするめといっしょに出てきたのではなかろうか。感じ悪いな。考え過ぎかもしれないけれども。−1
大学生のできる先生は学校が明日から4連休。そして今日は彼が待ちに待ったゲームの発売日。「ひきこもるぞー」満面の笑みで燃えている。喜びが伝わってくるよ。+1
11月21日(金)約束
■中学のテストが終わった。小学生しかこない。コピーとりに追われることがなくなった。開放感から、べかこ体操教室を2回やった。一年あわび甘えん坊の近くに寄ると手を握って離してくれない。片手をつないだまま勉強する。手に汗をかきそうなので小指だけ握らせようと出したら向こうも小指を絡めてきた。なんだかよくわからないまま約束した。「五十歩百歩」の「五十歩」が伏せてある問題、六年キャシーが「一歩百歩? キットカットみたい」間違えたまま、ひとりでどんどん進むのはやめてくれ。連れて行ってくれ。中学部はお休みで早じまい。ガソリンスタンドに寄る。店員の男の子がドアを開けながら「あひるー」というので驚いた。そういうお前は高一アルト。ハンバーグ屋のバイトは辞めてこっちにしたとのこと。知っている子に車の窓をふいてもらうのはなんだか照れた。給油を終え、伝票にサインする段になったら研修中のアルトが黙って伝票を差し出す。横着者め。「なんかいえや」「あ、ああ。お願いします」愛車プリウスは燃費がいいからめったにこないけどまたくるねー。大型スーパーではマニラ・サマンサ姉妹とママを見かけた。六年男子の姿もあった。町に知人があふれている。トータル+1。
■本日の損得勘定
六年マニラが勉強を始めているのに妹の美幼女サマンサがいない。今日はお姉ちゃんだけかと思ったらサマンサは階段の下でぐずって泣いているのだった。六年メメ子が迎えに行く。みんなでなだめたりすかしたり、30分以上かかってようやくサマンサを招き入れた。まったく、いもうとって生きものは。これだから。かわい。+1
11月22日(土)笑って生きよう
■笑顔って大事だわ。痛感した。作り笑顔は脳をもだます、という。つらい状況下にあってさえも笑えば、つまり顔の筋肉が笑顔を作る動きをすれば脳は「あれ。つらいと思ってたのに違ったのか。楽しいのか。じゃあ」と楽しい時に出す用の快楽物質を出すらしい。すると本当に楽しくなるらしい。水曜日の私がそうだった。一日終わってみればくたくたなのだけれど疲れの深刻さがふだんとは違った。軽快だった。体が楽で、石松が話しかけてくれるのだから笑わない手はない。もうばかみたいに笑って生きようと思うのだ。幸か不幸か本物のばかだからばかを装う必要がないし。ばかなりに夕方までたっぷり寝てたっぷりネット。たっぷりテレビをみてたっぷり洗濯。たっぷり音楽を聴いてたっぷりギターを弾いたらまた曲ができた。充実感。今は別の塾に通う中二あたりめといえばメガネの文学少女で中一するめの吹奏楽部、同じパートの先輩だがそのあたりめからアドレス変更のメールあり。そして高三・元気印からは来週また遊び場へ行くとのメール。メガネの女子中高生からしかメールが届かない。ようやくここまできた。トータル+2。
■本日の損得勘定
もっとも昨日は平澤監督と小林ねえさんからメールがあって次回のリハ日が決まりかけている。またしても準備の日々が始まった。バンド活動は準備が9割。楽譜を書いてコピーをとって歌詞を書いてコピーをとって。楽し。+2
11月23日(祝日)記憶にない
■いいお天気なので散歩に出る。まさかりが淵の紅葉やいかに、と下見に行けば予想通りまだ少し早かった。川原のすすきが西日を浴びてきらきら光っていた。帰りにコンビニパトロール。いつもの時間よりやや早い入店。買物をしていると仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんが私服でバックルームへ入った。すぐに制服をはおって店に出てきた。15:00からのシフトらしい。早く行き過ぎたのが災いしてからあげクンRedは売り切れ。ただのからあげクンを買って帰る。ただのからあげクンはひと味たりなかった。テレビの旅行番組に昔、家族で行った場所が映った、らしい。記憶にない。「お前はまだ物心ついてなかったからな。まだワシのひざの上にいたから」弟こと二階の先生にからかわれた。そうでしたか。覚えてないなあ。ハタチぐらいになってたはずなんだけど。トータル+1。
■本日の損得勘定
ローソンで買った、高菜飯の上に大葉と焼きさばの乗った押し寿司、味が濃くておいし。+1
11月24日(休月)くさい私

■くさいものに出会った時、大人は鼻にふたをする。かがずに済ますことができる。ところが子供にはこれができない。くさいものをくさいまま受け入れるしかない。鼻にふたができるか否かが大人と子供の境界線であるといえよう。先日、六年キャシーに「あひる、トンカツのにおいする」といわれた。脂くさいんだろうと思うけれど自分ではにおわないから放ってある。そんな折「柿渋石けん」が加齢臭を消す、とネットで見た。12時間考えて真夜中に購入ボタンを押してしまった。なんということをしたのだろう。なにしろこの石けん3個セットで6000円。ひとつ2000円である。ふだん使っている牛乳石けんの青箱は定価でひとつ120円。こ、腰が抜けそう。しかしまあなるべく人に迷惑をかけまいと思えば石けんひとつ2000円もまったくのむだづかいとは、や、やっぱり高いよ。なんということをしたのだろう。トータル+1。
■本日の損得勘定
晩ご飯がトンカツだった。±0
曲作り快調。打ち込みでコーラスワークの当たりもつけた。歌詞がひと文字も書けず悩んでいたこの頃だが、やってみたらなんとか書き出せた。+1
ふだん使いの牛乳石けん青箱、大型スーパーで値段を確認すると3個142円だった。1個47円くらい。それが2000円になるのだから、これはもうモテモテにモテまくらなければ元が取れない。±0
11月25日(火)ぱちん
■元バドミントン部の鬼部長こと高三・元気印が専門学校の合格発表帰りに来。おめでとう。看護の道をひた走るのだな。さっそく耳たぶにピアスの穴をあけている。その穴をあけた時のムービーがあると携帯電話の画面を見せられた。専門の穴あけ業者へ行ったかと思いきや舞台は学校。友達がホチキスのような道具を使って「ぱちん」こわいこわい。痛がる元気印の顔を見たけれどもこの思い出をどうしたらいいのかわからない。見まわせば小学部が大盛況。あたかも機嫌がいいかのようにふるまうウィーク第2週目が始まった。うまいこと立ちまわって面倒をみたい子だけみる。夜の部は中三番。次郎長のそばにつく。私が近くにいる間中、次郎長は休みなくしゃべり続けた。話が弾んで楽し。中三ガンダム博士のたかくんに調べものを依頼される。「あひる先生。ジョーヨカチリツとロードーブンパイリツの」「君はいったいなにをいっているんだ」いつもこんな感じなので彼はちゃんとメモを用意している。字を見たら剰余価値率と労働分配率だった。ネットに聞いて結果を報告。トータル−8。
■本日の損得勘定
ピアッサー(という名の道具らしい)で耳に穴をあけるのはまだいい方だとか。中三・次郎長によれば耳たぶを氷で冷やして裏に消しゴムをあてがい、画びょうであける方法があるとのこと。また文房具に頼ったもんだなあ。−1
プリプリさんは今日もプリプリか。−7
11月26日(水)悲しいお知らせ
■高一で最愛のどうもねえさんが試験勉強に来た。元気印の2学年下で彼女も元バドミントン部の部長。女子高生をかまって遊ぼうと思ったらできる先生が現れた。出勤日でないできる先生が早い時間から登場したわけは直接どうもに呼び出されたから。どうもやるな。勉強場所を確保した上で、ちゃっかり先生の手配までしている。できる先生がどうもの数学をマンツーマンでみてくれた。こっちは大量の小学生をさばく。べかこ体操教室、美園児パノン、美幼女サマンサ、バタなむ、マイ妹(まいまい)、如来、キャシー、疎開、マニラその他。まるで上機嫌であるかのようなふりをするウィークゆえ、にこにこ笑顔でわがままを聞いた。塾長が「悲しいお知らせがあります」という。「なんですか」「ローソンなくなったよ」私が日曜日に通い続けるローソンが消滅したとのこと。ばかな。自分の目で確認するまではとても信じられない。早じまいで大型スーパーは水曜日の掟。平澤監督よりメールでスタジオ予約完了とのこと。バンドのリハ日が決まった。いい知らせをありがとう。トータル±0。
■本日の損得勘定
高一どうもは相変わらずの元気もの。極限まで短くした制服のスカートからたくましい太ももをのぞかせる。いろいろ話を聞くうち彼氏がいると判明した。プリクラを見せてもらったらなかなかの好男子だ。小4からかわいがってきたどうもに彼氏とはなあ。どうもはともかく、そのうち石松にも、と思うと苦しくてもうだめ。−3
ローソンがなくなったら仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんはどうするのだろう。−2
いろいろ考えたらもうバンドやるしかないじゃんかよ。+5
11月27日(木)顔謝
■小学部少人数制によりPC仕事。生徒募集チラシを作りHP更新準備を終わらせる。まるで浮き浮き気分ででもあるかのごとくふるまうウィーク第2週目ではあるがPC画面に向かってにやにやするのはおかしいからそこは真顔で済ませた。考えごとの最中、時々「それは違う」と叫び出しそうになるのだが、もはやなんにも悪いことをしていないにも関わらず中一のプリプリちゃんは相変わらずプリプリしている。なんだよー、いい子にしてるじゃんかよー、と努力を認めてもらいたくなるものの「それは違う」のである。大きらいなやつのいる塾に休まず通ってくれる彼女の忍耐強さをこそ認めるべき。そのためには、いつわりの上機嫌につっかい棒がいる。なにを支えにしようと考えて「笑顔で感謝」にした。ありがたいなー、と笑う。ただすぐ忘れて真顔に戻ってしまうので「笑顔で感謝」を縮めて「顔謝」というキーワードを作った。「がんしゃ、がんしゃ」とつぶやくことで思い出したい。AVか。夜、入室したプリプリちゃんに近づく。社会のテストの出来がよかったことをほめたら「でも数学がやばい」と返してくれてコミュニケーションが成立した。顔謝、顔謝。トータル+7。
■本日の損得勘定
高一どうも、今日もくるはずが結局こなかった。残念。−1
口きいてもらえた。+8
11月28日(金)あのダンスを教えてよ
■べかこ体操教室から。勉強しながらべかこが口ずさんだオリジナル曲「♪にゅまにゅまにゅーまにゅまー」がかわいらしかった。メモしておく。どんどこ増えてちびっ子多い。美園児パノンはいまや高学年女子の間でアイドル的存在となった。パノンがたまに見せる、腰に両手を当ててお尻をふるダンスがこの世のものとは思えぬほどの愛らしさ。「パノンちゃん、あのダンス教えてよ」頼んだら、はにかみながらも少しだけ披露してくれた。六年メメ子や如来やできる先生が萌え倒れた。中学部は一年番。百人一首を20首覚えるというので、するめが読み札を番号順に並べ始めた。読み札の並んだところは初めて見た。カラフルで新鮮。他の勉強をしたりまた百人一首に戻ったり。ふたりが勝負したいというので札の読み上げ係をする。他の学年が勉強しているから小さな声で、ただし例の大げさな抑揚はつけて読む。石松の態度もフレンドリー。おもしろいことを発見すれば楽しそうに話してくれる。うっかりするときらわれていることを忘れてしまいそう。いろいろがまんさせて申しわけない。顔謝。トータル+17。
■本日の損得勘定
ファミリーマートのチキン南蛮、高かったけどおいしかったー。口の中でほろほろほぐれる。+1
「♪にゅまにゅまにゅーまにゅまー」は「♪ミミミミミーレドファー」+2
コピー機の調子悪く、ここ一番で紙づまりを起こす。塾長が負けじとヒステリーを起こす。用務員とのやりとりがきなくさくなる。不穏な空気を感じ取った五年マイ妹(まいまい)が私に小声で「親子げんか?」それが妙に大人びて聞こえた。+1
石松、国語のテキストの出来がよかった。うれし。+3
それよりも今日のふれあい方だけみたら丸っきりの仲良しだったことがこの上なくうれし。薄皮をはぐように少しずつ国交正常化への道を歩みたい。+10
11月29日(土)家庭教師モノ
■親切な方からミョウバンにデオドラント効果ありと教えられた。モンキーバイクを駆ってドラッグストアへ。ミョウバン売り場がわからないからバイトのお姉さんに聞くとお姉さんもわからなかった。先輩に聞いて案内してくれた。重曹の隣だった。重曹も見つけにくいよ。いつものローソンへ。大がかりな工事が行われている。貼り紙によれば改装であり来月5日には終わるらしい。閉店でなくてひと安心。戸塚の小京都・まさかりが淵へ。紅葉がずいぶん色づいた。携帯電話で写真やムービーを撮る。中田のマクドへ足を伸ばして新メニューのハンバーガーを。帰りに遠い方のローソンに寄ってからあげクンRedを買う。気がかりをいろいろ片づけた。さてAVはアダルトビデオの略で今はメディアがDVDになったからAVという略語もやがてすたれて行くのだろう。ジャンルのひとつに「家庭教師モノ」がある。ふらちな家庭教師がかわいい女子生徒を、というシチュエーション。ある作品のサブタイトルに「教え子にトライ」とあって笑わされた。もー。うまいなあ。トータル−9。
■本日の損得勘定
実際、教え子にトライすると2ヶ月無視されたりするからやめた方がいい。−10
ひさしぶりのからあげクンRedおいし。+1
11月30日(日)万年筆
■コンビニパトロールをしたところでどうせコンビニはないから初めから行かない。部屋ごもりでCDを焼いたりそれをMDにしたりそれらのラベルをいちいち手書きしたりとまったくのところバンド活動は準備が9割。夜、父の買ったプリンタが届いた。セットアップを任される。小2時間かかって任務完了。すごいや、ふちなし印刷。さて8年に一度くらいの周期で万年筆が使ってみたくなる。そのたび安い万年筆を買う。2〜3字書いてみては「これは私の使う筆記用具ではない」と放り出す。何度かくり返した。そして先日また万年筆が使ってみたくなった。どうやら8年たったらしい。無印良品で1500円くらいのものを買って使ってみるとこれがよかった。信用できないからもう1本500円くらいの携帯用を買った。長さが違うだけでペン先は同じものだろう。これもいい。歌詞作りでなぐり書きするのに力がいらない。替えインクまで買ってすっかり愛用している。万年筆と和解した。大人になったといえよう。トータル±0。
■本日の損得勘定
損も得もありゃしない。±0