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ニッポニア・ニッポン バックファイヤー ゲッポニア・ゲッポン
みなさんに敬礼



「2008年10月1日〜10月31日」

10月1日(水)平穏で平穏で
■暑いというだけで幾分、殺気立っていたのではなかろうか。このところ涼しくなったら心が平穏で平穏で仕方がない。行きの横浜新道で左前を走る小ぶりなクラウンが気になった。よく見ると前の席にふたり乗っており、ふたりともヘルメットをかぶっている。覆面パトカーだ。見破ってしまってはもはや顔面むき出しパトカー。決して抜かぬよう並ばぬよう走る。まわりの車もみな警戒している様子。誰も捕まらなくて幸いだ。べかこ体操教室で体をほぐした後はスレンダーなプリマドンナ・五年マイ妹(まいまい)のお世話。採点席で勉強するマイ妹に赤ペンと青ペンを使った即興の人形劇を見せた。「ああ、愛しいアカコさん」「ああ、私のアオオさん」全く見てもらえず。高速スカビートの六年キャシーに「テンポが速過ぎる。落ち着け」と頼んだらこっちのテンポすなわち宮廷ワルツに合わせてくれた。おかげでさほど疲れずに済んだ。甘えん坊の一年あわびや飛び切りやんちゃな美幼女サマンサと遊んでおしまい。本日もかわゆうございました。早じまいで大型スーパーは水曜日の掟。トータル+3。
■本日の損得勘定
一年べかこの顔を見るなり塾長が床に座った。べかこ体操教室には今、生徒が2名いる。±0
トマトにパセリを散らして食べた。おいしくない。マヨネーズをかけたら俄然おいしくなった。マヨネーズおいし。+1
ポリシックス関連サイトを見ると中心人物のハヤシくんが曲作りの段階から「ここでジャンプ!」というようにライヴでの体の動きをイメージしている、と語っていた。あらかじめ「こうキメよう」と考えてブレイクを作る、とのこと。参考になる。+2

10月2日(木)新しい技
■小学部の出席者が10名に届かない、すっかすかデイ。園児の美幼女が3回目の体験学習にきてくれた。整った大人フェイスながら、ひらがながまだ満足に読めない。きゃわゆ。帰り際「さようならー」と手を振る美幼女。ほとんど接触のなかった私にまで手を振ってくれた彼女はなかなかの愛嬌者とお見受けした。またねー。他にガールズといえば三年バタなむと六年・女将くらいで、またねー。中一は英語の日。例によって全く不要であるにも関わらずそばについて英語の先生をサポートする。するめと石松が交代で英文を読み、訳す授業。するめが読んでいる時、石松は教科書のイラストに落書きをした。落書きを終えるとこちらの顔を見上げて笑った。か、かわい。なにその新しい技。2時間立ちっぱなしの石松鑑賞はさすがに足が疲れた。とはいえ眼福アワーゆえ文句はない。終わってともに教室を出る。すると「今日は早く帰る」駆け出してしまった。なすすべなく階段から見送る形に。さみし。でもいろいろかわゆうございました。トータル+17。
■本日の損得勘定
石松ー。+15
両親はキムチが食べられず弟こと二階の先生は納豆が不可能。私はどちらもいける口。父が旅行中であり、なおかつ弟のいない今夜は無礼講のチャンスだ。晩ご飯にキムチ納豆をいただく。あまりのおいしさに口がきけなかった。途中で弟が帰ってきたのはお気の毒さま。「お前、私のキムチ納豆に手を出すなよ」「誰が出すか」おいしさ独り占め。+2
ただキムチも納豆も食べられるようになったのはここ数年のこと。味覚って変わるね。±0

10月3日(金)パパと愛犬
■一年べかこと一年男子・関ジャが飛び込んできて体操教室スタート。あぐら風に座って足の裏を合わせると両ひざ頭が浮いてしまう。ここにべかこと関ジャが片方ずつ同時にどすんと乗った。すると両ひざが床にぺたんとついた。ついたらこんな感じかー、とわかった。でも降りろ。痛い。園児の美幼女、入会決定。髪にパーマがかかっていることといい、上向きまつげといい、本格的なアイドル予備軍なので気おくれする。お迎え待ちの彼女と初めて遊んだ。ドミノ倒しや輪投げも美幼女相手だと楽し。中学部、一年は古代史のノートまとめ。卑弥呼と奴隷、の対比で「石松は卑弥呼さまみたいなもんだわな。で、するめはまあ、奴隷」勝手に奴隷チームに入れてするめを怒らそうと思ったのである。ところがするめは怒らなかった。「石松。やさしくしてね」奴隷の身分を受け入れたので笑った。終了後、一番に教室を出る石松を先導。おしゃべりしながら歩く夜道がもう、楽し。おうち近くまできたら人影と小さな影が飛び出した。石松パパと愛犬だ。こちらには気づかない様子で向こうへ歩いて行った。もう10秒早く着いていたら、はちあわせだった。やましいところはなにもないが自己紹介が面倒。元気のいい「ただいまー」を聞けて満足する。今週もかわゆうございました。トータル+13。
■本日の損得勘定
石松ー。+15
園児の美幼女を送り迎えされるママは26才、会ったことのないパパは28才だとか。泣ける。−1
六年メメ子と如来に「あの子(園児の美幼女)いくつだと思う」と聞いたら一年生、二年生という返事だった。「幼稚園だよ。美人さんでしょ」正解を発表したら「絶対モテんじゃん」とメメ子。まあな。ありゃ、勝ち組だわな。±0
石松を送る夜道、ビデオカメラをまわし続けた。暗くてほとんどなにも写らなかったが遊び場入り口から石松宅まで歩くのにかかる時間がわかった。2分15秒。近い。短い。2分15秒の勝負かー。±0
シルエットで見た石松パパの若々しさ、スタイルのよさにちょっとした敗北感を味わう。−1


10月4日(土)盗撮の相談
■綿毛布2号を洗って横庭に干した。夜中の3時から干した。おかげで午後、起きた時にはすっかり乾いていた。今夜から綿毛布2枚体勢で暖かく眠れる。一番大事な仕事を終えた。あとはいつものようにネット巡回で買物あれこれ。他にはギターを弾いたくらいの休日。今週の書きもらしをご覧いただいてお茶をにごしたい。比例するといえる、いえないで答える問題を六年・美妹モトさまが間違えた。「残念。両方とも倍になるわけではないので正解は『いえない』でした」「いえない。いえない。(私を指さしながら)生えない」「生えるわ。あほか。高いシャンプーつこてるっちゅうねん」水飲み休憩の中一ふたりが携帯電話のカメラはシャッター音がするから、と話していた。スピーカーを指でふさげば、など具体的な提案をするするめに「盗撮の相談?」と聞いてみる。「違うよー。誰を盗撮すんのよ」「うーん、石松?」「なんで石松を盗撮する相談をウチと石松がすんのよ」するめおもろい。そんなところです。トータル±0。
■本日の損得勘定
ユニクロのサイトで買物をしたら送料無料になるまでにあと20円たりず。20円のものは売られていない。だいぶ越えた。−1
おもしろそうな音楽制作ソフトを見つけた。ほしいものリスト入り。まだ買えない。月謝が集まらない。−1
ふだん食べないものを薬だからと食べたりシャンプーを変えたり、じたばたする毎日。今日はのんびり好きなことをして過ごした。たぶんこれが一番髪にいい。+2

10月5日(日)和風ハンバーグ
■歩いてコンビニパトロール。お寺の駐車場で三、四年生ガールズが10名弱、鬼ごっこをして遊んでいた。なんという僥倖。老人の町・戸塚でこの光景は珍しい。ローソンで仕事にブレのない小柄な女店員さんに「からあげクンRedください」というのがさすがにもう照れくさい。「いつもの」で充分通じるだろうし、できればなにもいわずとも袋に入れてもらいたいところ。仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんがバックルームに入りかけたのを見てレジへ急いだ。別の人から買いたかった。するとガラナさんが小走りにやってきてレジへすべり込んだ。うーん、仕事にブレがない。夜、通販番組でハンバーグのアップを見た。セブンイレブンにてお惣菜として売られているハンバーグを遊び場ブランチで時々食べる。会社が同じになったせいかセブンイレブンのハンバーグはデニーズのハンバーグと同じ味がする。20代半ばのデニーズ通いを思い出す。学食に和風ハンバーグというメニューがあってこれは20才頃よく食べた。ハンバーグの上に白いドレッシングのかかったもので今考えてもどこが和風なのかわからない。トータル+1。
■本日の損得勘定
また今日もおいしかったんだ、からあげクンRed。ガラナさんありがとう。+1

10月6日(月)真っ赤なみっきー
■荷物がどかどか届いた。耳学問のために買ったCDはハイスタンダードとモンゴル800。ユニクロは土曜の昼下がりに注文したものが中一日でもう着いた。本気を出したものと見える。おじゃこども、ごくわずか。六年の愛人モトさまに密着して世話を焼いた。モトさまとたわむれつつ、遠くに座った六年みっきーをふと見やればなにかがおかしい。みっきーの両手と口が真っ赤だ。血を吐いたわけでないことは元気そうな様子から判断できる。うさぎかなにかの小動物をしとめて今食べ終えたばかり、といった風情。「どうしたのそれ」「なんでもない」恥ずかしがって答えない。笑った歯も真っ赤。だんだん聞き出してみればなんのことはない、赤インクなのだった。赤ペンのインクが詰まって出てこない。そこでみっきーが思い出したのは三年生の頃に学校の先生が赤ペンの先を口で吸ったシーンだった。それを真似してみたら詰まりはとれた。ただしインクはほとんど飲んでしまった。そうして手と口が真っ赤に染まった、というわけ。何度も洗わせ、うがいをさせても落ちない。帰りの夜道で誰かに会ったら「にっ」と笑ってやれ、と送り出す。早じまいで大型スーパーは月曜日の掟。トータル+5。
■本日の損得勘定
身を滅ぼしても尽くすべき相手がいるとすれば六年・愛人モトさまなのかもしれない。魅惑の細長ボディに幼顔、身のこなしが涼やかで成績優秀とくれば文句のつけようもない人材だ。ただ彼女にないなにかを一学年上の石松は持っている。そこにひかれる。+1
石松ー。+3
オムライスおいし。+1

10月7日(火)全部入り
■べかこの体操教室から。おかげさまで股関節がずいぶん柔らかくなった。続きまして園児の美幼女きゃわゆ。パナソニックあるいはキヤノン製ビデオカメラのCMで「愛情サイズ」とか「写真も動画もダブルOK」などとナレーションが入る、その画面に大きく映っていてしかるべき美幼女なのでパノンちゃんと呼びたい。大人フェイスの彼女だけれど積み木で遊んで楽しそう。そんなところはまだ確かに園児なのだった。四年セバスチャンがどんぐりをくり抜いて作った笛を持ってきた。どんぐりをくれたので真似して作ってみる。うまく鳴らなかったけれどもアドバイスをもらいながら作ったことが楽し。中学部、中一は数学デイ。勉強中は関われない。ただ秋になり下校時刻が早まったおかげで中一ふたりの遊び場入りも早まった。10分ほど早くきてくれる。この時間におしゃべりをし撮影をしつつ石松のご機嫌をうかがうことができる。水飲み休憩時も少し話した。そして終了後は雨の夜道をおうちまで送った。これすなわちお楽しみフルセットであり石松全部入り。ねらってもなかなかこうは行かない。至福のラグジュアリー空間に安らぎのホスピタリティがぎゅうぎゅう詰めであったといえよう。トータル+20。
■本日の損得勘定
石松ー。+20
『容疑者Xの献身』を半分くらい読み終えた。わくわく。+1
風邪をひきそうだと思う二歩手前くらいな体調。早めに薬を飲んだけれども。今週後半は清水ミチコさんに雰囲気の似た先生略して水気先生がお休みだから寝込んではいられないけれども。−1

10月8日(水)すき間が均等になるように
■べかこ体操教室から。と書いて気がつけばあいつは週に何回くるんだ。ほとんど毎日、股関節を伸ばすことになる。いいことです。他にもガールズてんこ盛り。愛人モトさまやマイ妹(まいまい)や美幼女サマンサに対する愛情を深めた。そうすることで忙しさやうっとおしさや憎しみの感情を忘れることができた。ガールズラヴが平和と安寧をもたらす。ロリータ親善大使のみなさんありがとう。早じまいで大型スーパーは水曜日の掟。NHK『ためしてガッテン』にきれいな字を書く方法を教えてもらった。簡単にまとめると「正しくペンを持ち、手首を固定し、一文字の中のすき間が均等になるように」書けばいいらしい。試してみたら我ながら見違えた。元がひどいせいで伸びしろが無限大だ。ひさしぶりに踊場のまさ師匠からメール。巨人ファンのまさ師匠が元・阪神ファンの私をおちょくるという内容だった。確かに今日は巨人に負けたがもはやなんの痛痒も感じない。悔しがれず申しわけないと返信したら、これから巨人が勝つたびメールで知らせてくれるという。うざい。しかもその件名が「日刊常勝巨人軍!」だというからこれは腹立つ。トータル±0。
■本日の損得勘定
出来の悪い子ほどかわいいというのは親なればこそのいいぐさ。採点する側からいえば出来のいい子ほどかわいい。±0

10月9日(木)フネー
■清水ミチコさんに雰囲気の似た先生略して水気先生が今日明日お休み。ふだん相手にしない高学年男子の採点もする。意外なことにおもしろかった。一年男子はカタカナを練習中。ヨットのイラストの下に3マス分のスペースがあり、そこに「ヨット」と書ければよし、という問題。その一年男子はヨットということばを思いつかなかったらしい。「フネー」と書いたのでしばらく笑った。他にこぢんまりしたのはべかこ体操教室、あわび甘えん坊、そしてパナソニックかキヤノンのCMに出てきそうな美園児パノン。慣れたのだろう、パノンは早くもあひるを下僕と位置づけた様子。プリンセスとしての自覚が芽生えている。幼児用の教材に取り組む彼女のまわりを高学年男子がうろうろ。誰が見てもかわいいので致し方なし。中学部、いつも手前の席に着く石松が一番奥の席に座った。英語の時間、横に立つのに奥の席は立ちにくかった。それがねらいなら悲しいがそうでもなさそう。中二の聖子が「コピーとって」と教材を持ってきた。気づいてはいたが少し待たせて石松が英文を書き終えるのを見届けてから応じた。そのワンテンポ遅れを中一するめが指摘する。「あひるは石松に夢中なんだから」まあね。夜道のデートは前を行く次郎長ねえさんに追いつかぬようゆっくりと。「ただいまー」の元気がよくてうれし。トータル+14。
■本日の損得勘定
石松ー。+16
往路、右折時に横断歩道を歩く若い男性を見ていたはずなのにその人が歩いていること、つまり移動すること、つまり位置が変わることを一瞬忘れた。男性の目の前を横切る形になりお互いびっくり。気を引き締めなければ。−1
石松を送った帰り道あたりから血圧上昇を実感。ひさしぶりだなこれ。不快だけど対処のしようがない。−1

10月10日(金)目標があるの
■「バッタさわれる人ー」「はあーい」隣の幼稚園から聞こえた女の子たちの声。朝一番に聞いた人の声がこれで幸いだ。塾長は教材屋さんの講演会から直行のためひとり愛車プリウスで現場入り。小学部、暑い。ようやく夜になって石松を愛で続ける2時間が始まった。机の下で彼女の足をとんとんとける。夏にこじれて以来、封印してきた技。以前のようにとん、とふみつけてもらえた。ガッツポーズ。帰りの夜道は雨。用意のいい石松は傘を持っていた。「いっとくけど入れないよ」相合傘をする気はないとの宣言だ。「そこまでずうずうしくねえよ」「目標があるの。好きな人しか入れないっていう」「お。いってくれるじゃん」「でも今日の帰り、チヨに入れてもらったけど(笑)」「チヨのことは好きなんでしょ」「うん」「じゃあいいじゃん」いい終わるなり石松の傘の下へ走り込む。完全に読まれていた。見事にかわされた。手ごわい。前方に次郎長ねえさんといいなずけの嫁すなわち中三ぽよんずの後ろ姿が。「追いついちゃうよ」石松の腕をつかんでペースダウンをうながす。「さわるな、このクソ」「ばれたか」バッタならさわれるのになあ。元気のいい「ただいまー」を聞いて一日が終わった。トータル+19。
■本日の損得勘定
石松ー。+20
石松と別れてひとり歩きつつ、今夜のデートはまるでラブコメの第1話のようだったと思う。ただしこのドラマは進展しない。細かいマイナスの布石があり過ぎる。主人公だからわかる。−5
しかし片想いに制約はない。+5
ただし私の片想いに彼女を巻き込むべきではない。−1
「クソ」は石松の姉・次郎長がよく使う罵倒語。次郎長一家お得意のフレーズ。±0


10月11日(土)誠に遺憾ではありますが
■昨夜、阪神が横浜に負けたせいで巨人の優勝が決まった。巨人ファンの踊場・まさ師匠から『日刊常勝巨人軍!』が届く。さぞかし浮かれた文面でくるだろうと思いきや

御愛読のみなさまへ 
日頃、日刊常勝巨人軍!を御愛読頂きありがとうございます
誠に遺憾ではありますが、ベイスターズ2連勝の快挙にともない休刊させて頂きます事、ご理解頂けますよう宜しくお願い致します

腹立つー。なにこの落ち着き。もっと「わーいわーい」とかいえ。さて2年前の連続ドラマ『白夜行』が深夜に再放送されている。その第1話をたまたま見てしまった。救いのない話だった。2話目からは携帯電話のワンセグで録画した。4話分たまったのを明け方のベッドで一気に見た。4話分といえば4時間分である。寝るのが朝9:00になった。夕方起きてぼんやりした後『容疑者Xの献身』遊び場で半分くらい読んだ残りを読了。そして金曜日から放送される連続ドラマ『流星の絆』を楽しみにしている私は、にわか東野圭吾ファンといえよう。トータル+1。
■本日の損得勘定
『白夜行』では子役の福田麻由子ちゃんがヒロイン綾瀬はるかさんに成長する。さもありなんというトランスフォームであり不自然さがない。±0
その福田麻由子ちゃんのお父さんは元カステラのドラマー・福田くんとのこと。カステラかっこいい。今でもカステラみたいなバンドがやりたいと思う。+1

10月12日(日)初心者だから
■てくてく歩いてコンビニパトロール。仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんに会いに行く。からあげクンRedを彼女の手から買う。ガラナさん、今日はメガネをかけていなかった。元々特徴のないお顔立ちからメガネをとったらもっと特徴がなくなった。実はいまだにガラナさんの顔をはっきり覚えていない。この店以外の場所で会ったらおそらくわからない。さて近年のあひる温暖化により頭頂部にオゾンホールができた。合わせ鏡でおのがアタマを映し見る。全く変わっていないのに少しは増えたんじゃないか、と淡い夢を見る。これを我々育毛業界では現実頭皮という。ふだん何をしている時でも頭頂部がうすいことを感じ続けている。常に生々しい実感がある。初心者だからだろう。皮膚感覚でわかるのだからわざわざ合わせ鏡で確かめる必要もない。しばらくは鏡を合わせないことにする。トータル+1。
■本日の損得勘定
ガラナさん、からあげクンRedおいしゅうございました。+1

10月13日(祝月)ちゃうんかい
■夕方のニュース番組内VTRコーナーで殺人バチとそれを駆除するバスターズとの戦いを見た。せっかくみんなで力を合わせて美しく大きな巣を作ったのにそれを人間どもが壊しにくるという、スズメバチ受難の物語。そうとしか思えなかった。バスターズだけでもうっとおしいのにテレビクルーがカメラの先っちょを限界まで近づけてくるのだからハチが気の毒でならない。スズメバチのアップに「昆虫最強」と字幕が入った。「それカブトムシちゃうんかい」「ヘラクレス(オオカブト)が怒って電話してきよんで」よせばいいのに弟こと二階の先生がコントの誘いをかけてきた。「どんな風に電話してくんのかな」受ければヤケドしそうなので「ちょっとやって…みないよ」断った。にも関わらず「リーン。はい、○○テレビです」始めてしまう弟。仕方なく「あのう、ワシ、ヘラクレスやけども」まで付き合った。VTR後半でスタッフが防護服の上からハチに刺された。あ、殺人バチに刺されたということは、と思った。病院へ運ばれたスタッフは幸い大事には至らなかったという。殺人バチちゃうんかーい。トータル±0。
■本日の損得勘定
明け方までだらだら起きてシャワーを先延ばしにしていたら早朝からゴルフに出かける父が起きてきて風呂に入ってしまった。周回遅れの気分を味わう。±0

10月14日(火)もうだめだ
■すらりと細長い体型で透明感のあったマロニーちゃんはできる先生の同期だから今や花の女子大生。そのマロニーちゃんからのご紹介で小学生の兄妹が体験学習にきてくれた。ありがたい呪いのくさびがいつまでも刺さっている。ガールズはべかこ体操教室、マイ妹(まいまい)、セバスチャン、愛人モトさま、美幼女サマンサ他。私が「さま付け」で呼ぶふたり、モトさまとサマンサがそろうのは珍しい。必然的にさまさまいった。椅子に座って足を真っ直ぐ投げ出していたらお迎え待ちのサマンサがよじ登ってきた。おなかあたりからつま先まで、すべって遊んでくれる。あひるのすべり台だと喜んでいる。長身で足も長いお母さんがお迎えにいらした。「お母さんにやってもらった方が長く楽しめるよ。ごめんサマンサ、すぐ終わるすべり台で」するとお母さんが「たいして変わりませんよ」なぐさめてくれた。中学部は中三ぽよんずに密着で志望校の選定。終わって石松を送ろうとしたら本気の走りで逃げられた。走り去る背中には前回よりも太く大きな文字で「大っきらい」と浮かび上がっていた。もうだめだ。トータル−62。
■本日の損得勘定
行きがけにスクーターとすれ違った。乗っていたのは若い頃に5年間付き合った同い年の女性。この段階でろくな一日にならないことは確定していた。−1
教室に入ってきた時から石松の態度はおかしかった。まずくるのが遅かった。なるべくいっしょにいたくない意思の表れだろう。携帯電話を見ながら入室したのは私と目を合わさないため。その後、近づいても顔を見てくれないし話しかけてもこない。おかしいと気づき、なるべく近寄らないようにした。勉強が終わって、いつものようにビデオカメラを向けてもいやがらない。これは女優ならではのふるまい。他の人に気取られないようにするための演技だ。はた目にはいつも通りに見えるものの視線は合わせてくれない。いよいよおかしいと思いつつ、出て行く石松を追ったら本気で逃げられた。−20
その逃げられっぷりを英語の先生に目撃された。先生の目の前で逃げられたからだ。「あ。あひる振られた」と思われたことだろう。−1
今日の2時間で石松にきらわれたわけでないことは明らか。だとすれば金曜日か。理科の採点に彼女が納得していなかったこと、帰り道でふざけ過ぎたこと、原因にはいくらでも心当たりがある。もしくはあの怒りの鮮度から考えれば今日学校でするめが石松に余計なことをしゃべったか。いずれにせよ今回は一日や二日の話で済みそうもない。国交正常化までの長い道のりが思いやられる。−40

10月15日(水)マジげんか
■振り込め詐欺の集中警戒日ということらしくATMのまわりを警察官がうろうろする映像をテレビで見た。警察官といっしょに和装のご婦人がおひとかた、うろうろしている。よく見たら島倉千代子さんだった。ゲストとして呼ばれたらしい。インタビューに答えて曰く「私は人にだまされてばかりいるので…」ひとしきり笑わされた。ある四年男子がお母さんとともに登場。やつは首に包帯を巻いている。学校でけんかをして首を絞められたとか。けんか相手は以前ここにいた五年男子。心配したお母さんが塾長から相手の家庭のことなど聞き出した。そこへ一年べかこの兄で五年の朝丸が来。首に包帯の四年男子が朝丸とじゃれ始めたと思う間もなくつかみ合いのマジげんかになったので笑った。誰の挑戦でも受けるのか。お母さんのいる手前、朝丸だけが塾長に叱られたのも理不尽でおかしかった。うっとおしいボーイズ満載でお届けする中、オアシスたるガールズはわずかに一年あわびと六年・女将のみ。早じまいをさらに前倒しの早じまいで大型スーパーは水曜日の掟。トータル−2。
■本日の損得勘定
ボーイズのバトルは笑いながらじゃれていた表情が徐々に硬化する過程に見ごたえがある。+1
そんな私は明日から、世界一好きなのに世界一きらわれている相手と冷戦だよ。もうおなか痛い。−3

10月16日(木)二日目
■ボーイズ優勢の教室に差した一条の光は美園児パノン。送っていらしたママに「くつ下にあいた穴のことは内緒ね」秘密を暴露されてしまい「あーもー」と恥ずかしそうな素振りを見せる。萌。勉強中、目が合うと指で鼻先を押し上げ「ぶー」という。変な顔もかわいいので恐れ入った。愛人モトさまとキャシーの相手をして夜。石松に近づいたらこれ見よがしに背中を向けられた。演技派の彼女からこうも投げやりな芝居を見せられるとさすがにこたえる。なにも取りつくろう必要のないくらいストレートにあなたがきらいです、と読み取れる。このたびのお怒りに関しては思い当たる節がありすぎてどれが当たりなのかわからないので「すみませんでした」とだけあやまっておいた。中一英語の前半は寄りつかず後半少しだけ石松の横に立つ。先生の目を見て質問するので吹き出しそうになった。ふだんそんなことしないくせに。「あひるではなく、先生に質問があります」の意思を込めたアクトなのだろう。帰る石松を追わず。今日のところは反省に徹しておく。こうして世界一好きな相手から無視され通しの二日目が終わった。明日も彼女は私に背中を向けるだろうか。不思議なもので、なんだか楽しみ。トータル−31。
■本日の損得勘定
中二の美姉エドに「再び世界から色が失われました」と報告。「もー、悲しいよー。あひるがんばれよー」ありがとうがんばる。遅れてきた中二・聖子にエドが「また色が消えたんだって」「えー、またー」すみません、またなんです。これからも悲しいことがあったらエドと聖子にすがろっと。+2
女優・石松の演技がいつになく荒いのは許そうか許すまいかで心が揺れているため、と思いたい。−3
でもこの状況は正直しんどい。−30
夜道のデートの実現は不可能とわかっていたが、石松を送りたい素振りだけは見せた方がいいのか、それともまったく見せず一回休みにした方がいいのかで迷った。バックルームにかくれて携帯電話のタロットカードにおうかがいを立てたら3:THE EMPRESS(エンプレス 女帝 じょてい)が出た。意味は「うまく行く。謳歌せよ」いやいやいや。無理無理無理無理。謳歌は無理。±0

10月17日(金)必ず否定形
■べかこ体操教室で股関節を伸ばす。ピンクと白、ツートンカラーの消しゴムを自分の鼻に押し当てるべかこ。「においしないよ」いかにもにおいそうな色合いなのにね。「しないよ。ほら」消しゴムを手に走り寄ってきた。「しないならいい。しないならいい」楽し。他にガールズはマイ妹(まいまい)、マニラ、サマンサ、キャシー、疎開、メメ子、如来。スレンダーな如来をながめたりつつき合ったりして英気を養った。夜の中学部、石松は遅刻。休まずきてくれただけでも助かった。相変わらずの無視されっぷりに苦笑い。それでもこちらからなにか問えば「やだ」「いらない」必ず否定形ではあるものの返事をしてくれるようになった。とにかくあひるのいうことには全てNOで答えると決めたものらしい。帰りもとうてい送れるような雰囲気ではないので後を追うことなく見送った。「いっしょに帰ってくれませんよね」と尋ねて無理矢理、肯定形の答えを引き出すプランも見合わせた。少しずつほぐしたい。「あひる大っきらい」の心情がスタンダードにならないうちに。トータル±0。
■本日の損得勘定
元・文通相手の六年女子が漢字検定合格の賞状を受け取りに来。ここで勉強したのは数回、イベントに顔を出したのが一、二回の子ながらすっかり仲良しだ。ガールズと仲良くなるのも思いっきりきらわれるのも同じくらい簡単なことだなあ。−3
「あひるにはできない」背後で勉強中の、中二ガールズの声が聞こえた。「なにがなにが」「天使の輪」「あー。その代わり別の輪ができてますけど。河童みたいな」「どっ」こんなことで笑ってもらえるとは。「そうかなあ。ウチ全然そんな風に思わないんだけど」と美姉エド。「エドありがとう。おれがんばる。必ず天使の輪を作ってみせる」てかエドが天使だよ。+2
石松に口をきいてもらえただけでもありがたかった。そばに立ってそのかわいらしいフォルムを存分にながめられたことも幸せだった。これを維持できれば片想いは成立するのでは。相手から好かれようがきらわれようが無関係に。+1
いや、きらわれるのはやっぱり困る。帰り送りたい。±0


10月18日(土)柿食えば
■ため息しか出ない週末。曲の断片をいくつか作るもさえない。有名な俳句の、おしまいの五文字を勝手に変えて遊んだ。「柿食えば 鐘が鳴るなり 鳴るナリよ」とか「柿食えば 鐘が鳴るなり 何事も」とか「柿食えば 鐘が鳴るなり 走り出す」など。他に「状況俳句」とでもいおうか、まずは作例を見てもらうなら「柿食えば 鐘が鳴るなり 二本で千円」(解説:法隆寺の鐘の音に耳をすませていたら、さお竹屋が通った)こんなの。「古池や 蛙飛び込む 前畑ガンバレ」(解説:思い出すなあ、ベルリンオリンピック)こんなの。こんなことでもしてアタマを使っていないとため息の原因ばかり考えてしまう。夏に彼女を怒らせて、その怒りがようやくおさまりかけて、夜道のデートが自然にできるようになったと思ったらいきなりの逆落としだ。今回はマイナス200からのリスタート。リスタートばかりしている。トータル−8。
■本日の損得勘定
昨夜から始まったドラマ『流星の絆』を録画した。昼間それを見終わってテレビに変えたらまた『流星の絆』なので驚いた。昨日の再放送を早速流している。だったら録画しなくてもよかった。±0
人をきらい続ける力と人を愛し続ける力はどちらが強いのだろう。−3
愛は勝つんじゃねえの。知らねえけど。−5

10月19日(日)時は流れて
■モンキーバイクでコンビニパトロール。仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんはお休みのようで姿が見えず残念。からあげクンRedを男性店員の手から買う。帰って食べたらおいしかった。からあげクンにもブレがない。さて急に思い出してはっとしたことがある。中一のバレンタインにクラスメートの女子から手編みのマフラーをもらった。受け取らなかった。照れもあったけれども事前に学校からチョコレートやなにかを持ってきてはいけないと通達されていた。ルールを守ることだけがとりえのA型少年あひるにルール違反を受け入れる余裕はなかった。相手の気持ちを考えてあげることもできないくらい、いかんともしがたく子供だった。時は流れて今年の夏。私が中一・石松に手渡したプレゼントはことごとくつき返された。つまり30年たって中一女子から報復されたわけだよ。因果は巡るね。トータル±0。
■本日の損得勘定
秋だからか、なにを食べてもおいしい。+1
ただ食欲がない。−1

10月20日(月)いない
■べかこ不在のまま勝手に股関節を伸ばす。一番乗りはわがままセーラームーンことセバスチャン。マイクロ四年生である彼女のスペックは129センチ23キロとのこと。着ているベストにフードがついており、さらにそのフードに細長い耳がついている。フードをかぶるとうさぎのような耳が立ちはしないけれども垂れる。大きな前歯とあいまって、かわいいなお前は。他にガールズは六年の愛人モトさまとキャシーのみ。キャシーはまたモトさまにきらわれやしないかとの恐れを抱いておりモトさまに対して腰が引けている。その様子はまるで石松に対する自分自身を見ているよう。勉強中、モトさまに向かってキャシーが「○○っているじゃん?」共通の知人の噂話をしようとしたらモトさまがひとこと「いない」終了ー。そんなやつはいないことにしてしまった。一瞬で世界を支配するこの感じ、モトさまは石松によく似ている。ひとり残ったキャシーと遊んで楽し。早じまいで大型スーパーは月曜日の掟。店内でキャシーに会った。またお前か。キャンディ売り場で「あひるー、あのおいしいアメ売ってないよ」「ああ、あれならこっちのフェイスに。ほら、あった」なんでも教えるのだった。トータル+3。
■本日の損得勘定
セバスチャンはおうちの建て替えにともない、2匹いる犬のうち1匹をおばあちゃんに預けることになった。おばあちゃんが連れて帰ったのはセバスチャンがかわいがっている方の犬だった。約束が違う、だからおばあちゃん大っきらい、もう何ヶ月も会いに行っていない、とのこと。近々会いに行く予定もあるが私は行かない、ときっぱりいい放つ。ガールズの「大っきらい」に敏感となっている今、どうしてもおばあちゃんを応援したくなる。±0
教室にてキャシー。「あひる、トンカツのにおいする」トンカツなんじゃね、おれ。+1
セバスチャン、モトさま、キャシー、まとめてかわい。+2

かわい

あのおいしいアメことKANROのちび千歳飴

10月21日(火)緑一色の世界
■中学部。開始時刻ぎりぎりに現れた石松が一瞬、視線を合わせてくれた。なんだか憐れみのこもった目だった。そばへ寄る。避けるような態度に変わりはないものの「大っきらい粒子」の散布量は少ない。2時間後、教室を出る石松よりも先に外へ出た。私の後ろを少し離れてついてくる。止まれば距離をあけて止まる。再び歩き出し、止まって振り返ったら石松はうつむいて歩いている。こちらが止まっていることに気づくと、びくっとして止まった。かわい。おうち近くで距離を縮めてくれた。そしてついに石松が口を開いた。「(あひるとは)もう絶対話さないって決めたの」「決めることないじゃん」「決めたの。だからもう」「石松やさしいね。ありがとう」別れた。変則的な夜道のデートから教室に戻ると中二ガールズが横並びで床に座っていた。美姉エドが「あひるどうよ」と聞いてくれる。「エドー。全然だめー」甘えて隣に座ったら「元気出せよー」ひじで小突いてくれた。「今、なん色?」世界が何種類の色で構成されているかを聖子に問われ「緑一色。暗視カメラの映像みたい」と答える。「もー。2回目じゃーん」「そうです。でもいい。おれはもう緑一色の世界で生きて行く。カマキリとか、めっちゃ踏むよ。見えないから」トータル+15。
■本日の損得勘定
「話さないと決めた」石松のこのセリフから彼女の怒りの原因を知ることができた。それがわかっただけでもありがたい。+4
「もう絶対話さないって決めたの」と話してくれる、かわいらしい矛盾。さらには私の後などついてこなくとも追い抜いて走り去ってしまえば私は追いつけないのにそうしなかったこと。いろいろな感謝を込めた「石松やさしいね。ありがとう」だった。これは今年、私が発した全セリフ中、ナンバーワンの出来といってよい。伝わってくれー。+2
間違いなく逃げられるとは思いつつ、勇気を出して帰り道へのドアを開けることができたのはタロットの神様のおかげ。3:THE EMPRESS(エンプレス 女帝 じょてい)が出た。やり直しても3:THE EMPRESS(エンプレス 女帝 じょてい)が出た。「うまく行く。謳歌せよ」だ。謳歌とまでは行かなかったものの、すっきりしました。+9
私の苦悩の原因が石松であることに中二ガールズは気づいているのだろうか。こちらからは教えないし向こうからも聞かれない。お互いそこを明らかにしないまま楽しんでいるような。±0
昼間、行きがけに寄るコンビニ近くの公園わきにロケバスが3台停まっていた。なんかロケだな、と思った。その公園の近くに住むボーイがきたので聞いてみると、ゆずの北川くんがいたとのこと。フジ月9だ。遊び場のまわりは街並みが新しくきれいなのでしょっちゅうロケに使われる。±0。
ある若手イケメン俳優の住所がわかった、と中三チーママ。「ママラッチになろうかな」げらげら。チーママは女だからパパラッチならぬママラッチなんだね。初めて聞いたよ、そんなことば。+1
「本日の損得勘定」が長すぎる。−1

10月22日(水)お友達にならない?
■定例おばちゃん会議の朝は早い。携帯電話のアラームを3時間早めて寝た。起きてすぐ明日以降に備え、アラームの鳴る時間を3時間戻した。今日の分はもう終わったから、と思ったのである。自分で3時間後に鳴るよう設定していることには思い至らなかったのである。かくしておばちゃん会議の最中に『M1グランプリ』の出囃子が鳴り響くこととなった。ドンマイ。変に時間があいて一年べかこがくる前に体操を終わらせてしまった。べかこがきてからお愛想に少しだけやり直す。美園児パノンの隣に美幼女サマンサが座ったのでむやみにレベルの高い一画ができた。年長さんのパノンが一年サマンサに「お友達にならない?」と持ちかけた。かわい。サマンサは突然の申し出に面食らっている。それでも後半はすっかり打ち解けた様子でかわいい顔同士を寄せ合って楽しそう。お姉さんチームでは六年・如来がスレンダーかつセクシーな肢体を見せつけてくれた。救われる。今、愛人モトさまと同じくらい如来の存在がうれし。早じまいで大型スーパーは水曜日の掟。トータル±0。
■本日の損得勘定
18:00過ぎ、採点席にてスタミナが切れた。左ひざの上に三年バタなむ、右隣にサマンサ、目の前には如来とマニラという理想的な状況で「あ。今バテた」と全てを放り出す。午前中から働き詰めの私をいったい誰が責めらりょか。±0
帰りの大型スーパー店内で今日は中三ブラザーTとママを見かけた。±0

10月23日(木)楽しそうな通告
■中学部、英語の時間なかば。横に立つと石松は体を少し向こうへ移動した。拒否反応。単語のスペルミスを指摘したら石松が「あー」と脱力。「直さない」プリントをふせてしまった。先生から指摘される分にはなんとも思わないが大っきらいな私にミスを指摘されたことがこの上なく腹立たしかった様子。ただ今日の石松からは大っきらい粒子が出ていない。それこそが演技だったと気づくまでに小一時間かかった。うっかりついて行った帰りの夜道、振り返った石松が「もう二度と近づくな」といった。「なんとおっしゃいました」「もう二度と近づくな」二回聞かされた。いい捨てて走り去る背中にも「大っきらい」の文字は浮かび上がっていない。なんだか楽しそうな通告だった。ま、いずれにせよ、もうだめだ。トータル−97。
■本日の損得勘定
13才になりたての初心者ローティーンに「もう二度と近づくな」といわせたことを申しわけなく思う一方で、そういわれたことがおもしろくて困る。このドラマこれからどうなるんだろう。+4
よくよく考えてみれば今夜、彼女を怒らせたのは英語の時間に余計な口出しをしたから。つまり「もう二度と近づくな」はそもそも「英語の時間には」という意味だった。ところが、そう口にした本人も聞かされた私も「今後ずーっと」と拡大解釈したようなところがあって変にドラマティックな雨の夜道になってしまった。−80
こうなったらほとぼりが冷めるのを待つしか。−20
こんな時でもハンバーグおいし。−1

10月24日(金)息詰まる攻防
■一回の表、あひるの先制攻撃。昨夜の警告「もう二度と近づくな」を無視、遊び場入りした石松のそばへ寄ってあいさつ。一回の裏、石松の乱暴者攻撃。椅子を引くのでもバッグからなにか取り出すのでも動作がいちいち荒っぽい。「私怒ってます」の表明でありこれは予想通り。そうしなければ出席しにくかろう。二回の表、あひるの攻撃。耳元で「ゆうべは楽しかったね」とささやく。「楽しくないー」「そう? 石松楽しそうに見えたけど」二度と近づくな、の一件を楽しかった思い出にすりかえた。裏、石松の攻撃。カメラを追い払うような手つき。加えて「ぎっ」と音が聞こえそうなにらみつけ。三回表、あひるの攻撃。意味なく石松の正面に陣取る。石松、机上のバッグ類を自分の方へと引き寄せる。裏、石松の攻撃。紙片に「うざい はやく きえろ」と書いてくれた。四回表、あひるの攻撃。ポストイットに「おこってても かわいい」と書いて返信。石松これをびりびりに破る。裏、石松の攻撃。喫煙所から戻ったばかりの私へ聞こえよがしに「すっごい、たばこくさい」隣席の中一するめにそう訴えるもするめは「ふん」といったきり取り合わず、空振り。勉強終了、同点で迎えた九回裏。私がちょっと席を外したすきに石松、逃げ帰る。サヨナラスチールで石松の勝ち。もっともわざとすきを作った。戻った時に石松がいなくなっていたらそれでいい、と思った。ベランダから見ると先に出た姉の次郎長に石松がかけ寄り、並んで帰ったから安心だ。今出せる力はすべて出し切った。あとはどうなっときゃあなろたい。トータル+27。
■本日の損得勘定
石松は自分の取り乱した姿、怒った顔を人に見られたくない様子。私にはふんだんに見せてくれるくせに。+3
するめが国語のテキストを提出。ていねいに採点し、ほめ、訂正まで面倒をみた。石松は提出しないだろうと思ったらたまたま塾長がそばにいたせいか「ん」とテキストをこちらへ押しやった。するめの時よりもていねいに採点し、ほめ、訂正まで面倒をみた。プリプリプリンセス・石松にしてみれば私に勉強を指導されるなど屈辱以外のなにものでもないはずだが、そばに先生のいる手前、怒りを飲み込んで平気な顔をしている。+1
試合中により直接の会話はないけれども、お互いがするめに話しかけることでなんとなく3人とも仲良しな雰囲気を作り上げる。するめに助けられるとは。+1
石松するめが協力してきれいなイラストを描いた。これを撮影しがてら石松をシューティング。+10
イラスト作成中、石松が私の目を見て「コンパスある?」といった。喜び勇んで取りに行く。私の目を見て話す、さらにはなにか依頼するなど、怒りの爆心地にいる石松からは考えられない行動だ。怒りがやや収まったのか。それとも例によって隣にするめがいるからふだん通りを装ったのか。+10
なんにせよ、楽しかったなあ今日。+2


10月25日(土)決して実らぬ恋ならば
■昨夜の私は神がかっていた。石松に対するうざうざ攻撃のキレがよすぎる。せずもがなのことばかり矢つぎばやに繰り出して彼女をいら立たせた。無意識の破壊衝動かもしれない。私の内なる老賢人がこの恋の進行を阻もうとする。「決して実らぬ恋ならばなるべく早くあきらめろ」とそそのかす。大好きでありながら、わざと彼女の怒りボタンを連打するのは、きらわれて終わりたい、あきらめたい、恋の苦しみから解放されたい気持ちの現れ。どちらかといえばそっちの自分の方がまともであるといえるがそうは行くか。はかない恋に身を焦がすんだ。彼女の気づかいにもう少し甘えたい。あれほど嫌悪感をあらわにしながらも石松は慎重にことばを選ぶ。とどめを刺そうとしない。首の皮一枚残してくれる。そのやさしさを好意と勘違いして暴走し、こっぴどく怒られるというのを夏から秋にかけて3、4回やった。さすがにもうあとがない。くたくたな週末は例によって自宅謹慎。フリーの音楽制作ソフトをダウンロードして試す。難しくてついて行けない。トータル−2。
■本日の損得勘定
石松には私の底の底まで見られている。私は彼女の怒った顔を誰よりも多く見ている。お互いに感情をぶつけ合って浮いたり沈んだり沈みきったりしている。はたから見れば仲良しなのではないか。いい友達になれそう。でもいい友達になんかなりたくない。−1
来週から石松との間に距離を置くつもり。半年ROMっていようと思う。そう決意することはたやすいが果たして耐えきれるかどうか。−1

10月26日(日)先生は大変
■モンキーバイクでドラッグストアからコンビニパトロールへ。家の下を通るのが近道だが平和台の坂を上がってみた。急坂を下りるその途中、前方にかつて見たことのない大きさで富士山が。晴れていればもっとよく見えたろう。まわり道してみるもの。仕事にブレのない小柄な女店員さん略してガラナさんにからあげクンRedを売ってもらえて落ち着いた。学校の先生は大変だという話を。中三・次郎長の担任の先生は奥さんと別居中。それなのにお弁当を持ってきたのでクラスメートが質問した。「先生、奥さんと仲直りしたの」「いいえ。これは自分で作ったものです」別居に至った理由というのがキャバクラの領収書だかなにかが見つかったせいで、しかも奥さんがそれを手に学校へ乗り込んで「これは何!?」というひと悶着があったせい。それらがみな生徒にばれている。「先生、いいキャバクラ教えてよ」男子生徒がいうのだとか。それは先生、キレていいんじゃないですか。トータル+1。
■本日の損得勘定
今度は晴れた日にカメラを持って坂を上ろう。+1

10月27日(月)初めての出来事
■父の4兄弟が京都に集結、母もついて行った。塾頭・沖田あひるとしてひとり現場入り。清水ミチコさんに雰囲気の似た先生略して水気先生が助けてくれるからどうにでもなる。ただ先週いちびりすぎた天罰がもう下った。小学部にガールズの姿なし。純粋なノーガール。遊び場史上、初めての出来事だ。こうなったらもうショタでいいことにしてボーイズの面倒をみた。六年男子の算数・図形を水気先生が指導してくれる。「この辺とこの辺は? どう交わる?」「垂直に交わる!」「そう。じゃ、この辺とこの辺は?」「平行に交わる!」あいつ理解してるじゃん、と遠くで聞いていたら水気先生が冷静に「平行は交わらない」あ、そうか。合ってると思っちゃった。塾長不在をいいことに四年男子がひとり弾けている。遊んだり悪さをしたりするうち、まわりはみんな帰ってしまった。その子のお母さんがお迎えにいらして、教室にひとり残ったわが子を見やりつつ私に「いつもすみません。いやなタイプでしょう?」答えにくいわ。早じまいで掟破りのコンビニ寄り道。トータル−3。
■本日の損得勘定
土曜参観の代休で南小がお休み。そのあおりを受けたノーガールだった。セバスチャンもモトさまも学校が休みの日は塾も休み。−3
塾長不在でテンションの上がるようなボーイはほとんどいなくなった。粛清された。+1
今日、弾けた子も受験のため近々進学塾へ移籍する。ここがいかに居心地のいい、愛情にあふれた場所であったかを思い知ることとなろう。±0
帰りに寄ったいつもとは違うローソンでからあげクンRedを買ってしまった。ガラナさんごめんなさい。−1

10月28日(火)未来探し
■沖田あひるとして単身現場入りの2日目。昨日のノーガールの反動で今日はたくさんのガールズに会うことができた。とはいえ採点ばかり。調子乗りのボーイズが追いかけっこをする中心で黙々と丸つけを続けた。走りたいやつは走らせておく。セバスチャン、あわび、モトさま、マイ妹(まいまい)、サマンサ、パノン、キャシー、疎開、女将らが帰ったらウチナンチューが来。さすがは中三、お姉さんの形をしている。勉強が始まれば社会の公民。「議会制民主主義」大人っぽいなあ書くことが。1ページの解答欄が埋まったタイミングで拍手をしたらウチナンチューが「どうも。どうも」といった。かわい。高校名が一覧となった資料をめくるのは次郎長といいなずけの嫁すなわち中三ぽよんず。「未来探し、やる?」次郎長が誘ってくれた。嫁が人の顔を見上げて「未来ない」あほか茫洋たる未来が開けとるわ。みんな帰って中一するめとふたりきり。「やだ」前ぶれもなくつぶやくするめ。お前それ、口ぐせになってるぞ。おれも「やだなあ」ってひとりごと多いけど。「なんで? 今日、石松としゃべれなかったから?」「ははははははは」棒読みで笑わされた。トータル−7。
■本日の損得勘定
行く前から決めていたのは非石松三原則。近寄らない、話しかけない、そうかといって無視しない、だ。あいさつはする。入ってきた石松に「こんばんは」と声をかけたら、こっわい顔で一瞥された。ひー。あとは2時間、一切寄らず話さず。出て行く背中に向かって「さようなら」といって目標を達成した。ものすごくつまらない。−5
その達成へ向けた努力が今なお背中から首筋、果ては頭に至るまでの引っぱられるようなコリとなって残っている。がまんしたなんてそんな生やさしいもんじゃなかった。生き地獄だった。−3
晩ご飯はビッグマックにしようと長後街道へ降りる。北上して立場(たてば)を越えたのに家から一番近いはずのマクドを見つけられなかった。気がついたらいずみ中央駅をくぐっていた。和泉でようやくのドライブスルー。戻りも長い道のりだった。マクド難民で30分のまわり道。味の方はといえばそりゃあもう格別でしたよ。+1

10月29日(水)ぴしの日
■早起きをして苦手の床屋。切り終えて鏡で後頭部を見せられると明らかに味方の軍勢が少ない。地肌がよく見える。別の意味で床屋が苦手になりつつある。気を取り直してひとり高速に乗った。いつものコンビニ経由で駅へ。京都帰りの塾長を拾って現場入り。一年女子が勢ぞろいでロリロリしい。べかこ体操教室はスパルタ式。柔軟運動の背中やひざをぎゅうぎゅう押される。おかげで体がずいぶんやわらかくなった。人当たりもやわらかくなりたい。美幼女サマンサとあわびがいっしょに勉強。あわびが解答欄に書き込んだ数字を見て塾長が「もっとぴしっとした字を書きなさい」と注意した。深く納得した様子のあわびが「ぴし。ぴし」とつぶやきながら書いた数字は初めから印字されていたかのような美しさ。刺激されたサマンサも一度書いた字を消してていねいに書き直した。ふたりで「今日はぴしの日」と盛り上がっている。今日だけらしい。早じまいで大型スーパーは水曜日の掟。帰った部屋がうすら寒かった。寒いと思うのは今シーズン初めて。トータル−1。
■本日の損得勘定
遊び場ではいまだに半そでTシャツ姿。理由はふたつ。ひとつ、子供の体温が高いため。ふたつ、それ以上は脱げないため。±0
目下、赤ちゃん返り中の一年あわび、甘えん坊できゃわゆ。顔が小さい頃の石松にそっくりだよ。−1
塾長不在の月曜日にふざけ散らした四年男子。やつはその日、塾長がこないことをあらかじめ知っていたらしい。こんなことはめったにないから、とわざわざふざけにきたらしい。計画的犯行だったか。±0

10月30日(木)創立記念日
■授業時間確保のため来春から横浜市立小中学校で年間の休みが8日減るとのニュース。6月2日の開港記念日も休みでなくなるという。毎年ディズニーランドが横浜市民であふれかえる日だった。休みといえば学校は連休が大好き。行事の代休を使った連休作りに余念がない。はなはだしいのは創立記念日を10月9日と決めた小学校。翌日の体育の日と合わせてめでたく連休が出来上がった。ところが2000年から体育の日が10月10日でなくなってしまった。体育の日に逃げられたおかげで連休にならない年がある。年ごとに創立記念日を動かすわけにも行かないからさぞ悔しかろう。さて肌寒い。子供さえくれば暖かくなるところ、小学部はがらがら。ガールズも愛人モトさま、女将、キャシーと六年生が3名きただけで終わった。日暮れて中学部はほとんど出番なし。読書をして過ごす。教室内に1席だけ、ものすごく気になるポイントがある。以前はその横に2時間立ち続けたものだけれども今そこに座った人は烈火のごとく怒っている。危なくてそばへ寄れない。つまんないの。トータル−25。
■本日の損得勘定
入室前に外で怒り直しているのでは、と思えるほど入ってくる石松の表情は険しい。こちらを見もせず一目散に席へ向かう。するめの登場が遅くて石松がひとりぽつんと座っている時間が長かったけれどもこわくて近づく気にもなれず。−12
誰かをきらい続けることは案外簡単なのがやっかいだ。きらうための燃料はいくらでも補充できる。不利だなあ。−10
明日は中一の面倒を私がみる日。これはもう、するめさんにクッションになってもらうしか。−3

10月31日(金)夜がこわい
■ハロウィンパーティは数年前によしてしまった。おもしろいのに。来年は復活させようか。昨夜、中二・聖子がキャンディの詰め合わせをくれた。それを塾長が小分けにして子供たちがくるのを待つ。始まりはべかこ体操教室から。一年べかこが勉強する横で私が床に座り込み柔軟体操をする。テキストを1ページ終えるとべかこがそれを床に置く。床で丸つけをする。そんなしきたり。塾長が郵便局へ出かけた。教室には幼女とロリコンのふたりきり。誰が幼女やねん。間違えた、誰がロリコンやねん。次に入ってきたのは郵便局帰りの塾長だった。30分たつのに誰もこない。せっかくキャンディを小分けしたのに、と思っているとだんだん増えた。ふと見れば美園児パノンがいる。「パノンちゃんいたの。全然気がつかなかった」「今きたの」円滑にコミュニケートできてうれし。三年バタなむに間違えて四年の漢字テストを渡し必要以上に悩ませたり、このところ赤ちゃん返りしている一年あわびをひざに乗せてゆらしたり。気が紛れる。とうとう夜。中一のお世話。石松が怒りの炎を弱火にしてくれた。会話も成り立ったし勉強もはかどった。要所要所ゆるめてもらえる。トータル+23。
■本日の損得勘定
石松、入室時の顔つきが昨日よりはおだやか。それでもこわくてなかなかそばへ寄れない。遠巻きにまわりをうろうろした。頼みの綱であるところの中一するめは30分以上遅刻。こんな時に限ってあいつは。やっとするめがきたのでふたりのそばへ寄れた。ここまででどれだけ消耗させられたことか。−1
石松がメモ用紙を要求。うれし。渡すとあみだくじを書く。かわい。それから「麗」という字をきれいに書いた。わあ。懐かしいなあ。六年生の時に石松が書いた「麗」の字はまるでメガネをかけた人が歯をむき出しにして笑っているイラストのようだった。「こんなに大人っぽい字が書けるようになったんだねー」「ねー。前、こんなだったよね」以前の「麗」を再現してくれる。共通の思い出がうれし。+8
終了後。人の動きを見、時間を見、あらゆるタイミングをはかって「今だ」と思ったちょうどその時に石松が帰りのドアを押し開けた。ふたりのタイミングがたまたま合ってしまったものは仕方がない。彼女の背中に続く。「石松、別々に帰ろ」「じゃあ、お先にどうぞ」前を歩く。立ち止まって振り返ると「ねー。本当にうざい」笑顔でいうセリフかね。再び前を向いて歩いたら同じ歩道の街路樹側を先まわりした石松に抜かされた。どんどん離される。あきらめて、ひと筋手前で曲がった。途中まで送れたことがうれし。+6
今週も女優・石松に翻弄された。突き落とされたままの三連休はなんとしても避けたかった。最後がほんの少しだけ上向きで終わってなにより。ありがたい。ありがたい。+10





2008年10月の出来事

石松関連トピック
10(金)仲良しのピーク
14(火)一転、猛烈にきらわれる(原因はいまだはっきりせず)
24(金)反撃したら大ゲンカに
28(火)お互い距離を置く
そのまま現在に至る



トキかと思いきや、あひる。
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